ブログ八重洲店
-立春- 暦の上では春。
冷たい空気の中にも春の訪れを感じられる頃となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて本日は立春についてお話しさせていただきたいと思います。立春とはこの日より春という節目にあたります。節分の次の日と覚えておいてください。それでは詳しくみていきましょう。
立春とは
立春という言葉自体はカレンダーなどで見たり、ニュースで聞いたりすることが多くあると思いますがその意味や役割などについてご存知の方は少ないのではないでしょうか。立春とは2月の3日か4日のことを指します。冬至と春分のちょうど真ん中に当たり季節を暦状で分ける場合には、春分から立夏の前日までが春とされています。
温暖な気候の地域では梅が咲き始める頃でしょうか。実際にもだんだんと春の訪れを感じ取れる時期になります。しかし近年では記録的な寒波などにより真冬並みの天気の日になることも少なくありません、ですから、暖かい春を迎えるための春のスタート地点としての認識で良いかと思います。
立春で食べるもの
立春の日には様々なものが食べられたり飲まれています。まずはじめに立春朝搾りをご紹介していきます。
立春の前日、つまり節分の日から一晩中もろみを搾り続け、立春の朝に出来上がったお酒を立春朝搾りと言います。春を迎えるにあたり、精魂込めたお酒を作りたいという職人さんの魂がこもっているお酒です。美味しくないわけがありませんよね。冷たい冬から暖かい春に変わる日はやはり誰しもが嬉しいですから非常に大事にされているのがわかります。
次は立春生菓子です。立春生菓子はこのお菓子というものは決まっていません。立春の日の朝に作った生菓子であれば立春生菓子になります。この時期に合うものとしては、うぐいす餅、桜餅などが春らしくて良いかもしれませんね。生菓子とお茶をを頂きながら、落ち着いた気持ちで春を迎えることができそうです。
意外にも豆腐も食べられます。豆腐は古くから邪気を祓う縁起の良い食べ物と言われています。ですから様々な節目には豆腐を食べることが多く、立春でもよく食べられています。
立春に旬を迎える野菜
つづいては 立春の頃に旬を迎える野菜についてお話しさせていただきます。まずは小松菜です。小松菜はカブの仲間の野菜で、お雑煮やお味噌汁にも入れらますよね。寒さに強い野菜で、霜が降りると甘みが格段に増すようです。葉っぱも食べ応えのある暑さに成長します。小松菜はカルシウムが特に多く含まれており、体に良い野菜として知られているほうれん草の役3倍あります。その他、ビタミンCや食物繊維、鉄分やリンなどが多く含まれています。栄養面で最も効率の良い食べ方は軽く茹でてすぐに食べることです。栄養を逃がすことなく食べることができます。
ふきのとうは立春の時期になると雪の中から芽を出します。主に山間部の水気のある場所に自生していることが多いです。
日陰の風の当たらない場所を探すと見つけることができるはずです。ふきのとうを食べる際にはアクをしっかり取ることが大事です。アク抜きをしないと毒がそのままになってしまい危険です。
蕾が小さく閉じているものは苦味やクセが少ないので比較的食べやすいはずです。花が咲いたものでも天ぷらにして食べることもよくあります。
ふきのとうに限らず、山で山菜を取る際にはクマや虫、毒性のある山菜との取り間違いなどに十分注意しましょう。万全の準備をした上で山菜採りに行くことをお勧めいたします。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。