ブログ八重洲店

ハマグリについて

春の風が心地よい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて本日はハマグリについてお話しさせていただきたいと思います。ハマグリといえば焼きハマグリや酒蒸しにして食べることが多い馴染みの深い食材ですよね。そんなハマグリの生態や特徴について詳しく見ていきましょう。

 

ハマグリの生態

ハマグリ

ハマグリは一般的な貝のイメージ通り、三角形の貝殻を持っています。その大きさは大きいもので10センチほどにまで成長するそうですね。一般的なサイズは8センチほどの大きさのものが主流と言われています。生息地域についてですが、日本においては東北より南側であれば比較的どの地方にもいるようですね。朝鮮半島の一部においても生息しています。淡水と海水が入り混じる場所の砂地を好んでいます。

そんなハマグリですが、1980年代以降に急激に生息数が減少してしまいます。これは乱獲や護岸工事、埋め立てなどにより環境破壊によるものです。瀬戸内海の周防湾や有明海の一部などを除きほとんどの産地で絶滅状態にまでなってしまったそうですね。

ハマグリの種類のうちシナハマグリとういうものについて焦点を当てていきたいと思います。シナハマグリは輸入されたものになります。はまぐりは殻に光沢があり、斑紋が多く、からの後ろの部分が伸びることが特徴です。それに対してシナハマグリは光沢が少なく、色はくすんだ灰色をしており、胡麻班が多いです。また殻はほぼ同じくらいの伸びです。

ハマグリは現在絶滅危惧種IIに指定されており、千葉県から産出されているものはチョウセンハマグリという種類なのだそうです。名前の由来ですが浜辺に生息しているのでハマという文字がつき、栗の形に似ていることからクリ。合わせてハマグリになったという説が有力です。

ハマグリの殻についてですが、ハマグリは元々の殻同士でしかぴったりと噛み合うことはありません。このことから結婚式では縁起の良いものとしてよく料理で出されることが多いようです。また、ひな祭りにおいてもハマグリのお吸い物は定番料理ではないでしょうか。こちらは将来良い伴侶に巡り会うようにとの願かけの意味があるそうです。

 

食材としての利用

 

ハマグリは日本人に古来より親しまれてきた食材のひとつです。縄文時代に出土していたり、日本書紀に記載があるほどです。日本の食文化にはなくてはならない存在だったといえますね。

食材としての特徴は旨味成分が多く、コハク酸が多く含まれています。調理例としてはお吸い物、酒蒸し、焼き物、鍋、土瓶蒸し、寿司などおもに和食のジャンルにおいて様々なものが挙げられます。ハマグリは生食には向かない食材です。それは酵素アノイリナーゼを含んでおり、この成分はビタミンB1を分解してしまうからです。

パエリヤや炊き込みご飯につかわれることが多い食材ですので、しっかりと加熱した上で食べていただきたい食材です。

 

ハマグリの調理例

ハマグリ

それではハマグリを使った料理についてお話しさせていただきたいと思います。

まずはハマグリの酒蒸しです。こちらは最も有名な料理ではないでしょうか。砂出ししたハマグリを日本酒で蒸し、ニンニクや醤油で味付けしたものになります。

 

次はハマグリの焼き物です。炭火の上にハマグリを並べ、口が開くまで焼きます。口が開いたら醤油やみりんを加えて味付けをしましょう。

 

この他にもお吸い物や土瓶蒸し、パエリアなどが有名ですよね。北朝鮮の郷土料理にはハマグリのガソリン焼きというものもあるそうです。

今回はハマグリについてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。

久しく食べていないという方はぜひお召し上がりになってみていただきたい食材です。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

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