ブログ八重洲店

2019.8.31

紅白まんじゅうの由来と意味について

紅白まんじゅうは、卒業式などのお祝いの際に登場する定番の和菓子ですよね。しかし、なぜそのような場面に紅白まんじゅうが用いられるのかをご存知でしょうか?

本日は、「紅白まんじゅう」についてお話させていただきたいと思います。

紅白まんじゅうが「紅白」である理由

紅白まんじゅう

そもそも、なぜ「紅白」の色が使われているのかをご存知でしょうか?その起源は古く、平安時代の有名な戦い「源平合戦」にあると言われています。
源平合戦とは、武家の棟梁であった源氏と平家との間で行われた戦いで、1177年~1185年にかけて日本全国で起こった戦争の総称です。その際、源氏と平氏がそれぞれ赤と白の旗印に分かれて戦ったことから、相対する二つの組による戦いに紅白が用いられるようになったとされています。
学生時代の運動会でも、紅組と白組に分かれた思い出があるかと思いますが、もともとは源平合戦に由来してることなのです。

とは言っても、なぜおめでたい場面でも紅白が用いられるのかと言うと、古くから赤は「おめでたいこと」を意味し、一方の白は、死装束の色のように死や別れを意味するということから、紅白は人生そのものを表現しているとされているからです。

なぜ「まんじゅう」なのか?

紅白まんじゅう
多くの種類のお菓子がある中で、なぜ「まんじゅう」である必要があるのでしょうか?
その理由は、まんじゅうに使用されている小豆にあります。小豆は古くから「邪気払い」「厄除け」の効果があると考えられていたと同時に、縁起物でもありました。

また、現代では簡単に購入して食べることができるまんじゅうですが、昔は貴族などといったほんの一部の限られた身分の人でしか、まんじゅうを食べることができませんでした。そういった背景から、「まんじゅうは位が上の人だけが食べることができるお菓子、すなわち上用饅頭」とされて、例えば結婚式の場面ではゲストを立てるという意味で紅白まんじゅうがぴったりだというわけです。

ちなみに、縁起がいいお菓子としては「バームクーヘン」や「金平糖」なども挙げられますが、それらよりも紅白まんじゅうの方がポピュラーだとされています。その理由は、世代によって「バームクーヘンは縁起物」と言う認識に差があるからです。また、金平糖はじっくりと時間をかけて作られることから縁起物だとされていますが、やはり老若男女問わず縁起物として受け入れやすく、厄除けの意味も持ち合わせているということから、お祝いの場面では紅白まんじゅうが選ばれるのです。

紅白まんじゅうは、結婚式や卒業式などで配られることも多いですよね。
一つ注意したいことは、おまんじゅうの賞味期限は短いということです。早いものだと2日~3日という場合もありますので、早めに召し上がりましょう。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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