ブログ八重洲店

2017.1.19

日本が誇る珍味?

新たな一年が始まり寒い日々が続いておりますが、皆様体調など壊されていないでしょうか?本年も当店では身も心も温まれるお料理と共に、皆様の御来店をお待ちしております。

 

さて、本日はタイトルだけでは何のことだろう?と思うかもしれませんが、「河豚」について少々お話ししたいと思います。

 

河豚といえば、皆様ご存じの通りその専門店もあるほど有名な冬の代名詞の一つともいえるお魚です。

 

〈河豚(ふぐ)の種類〉

河豚と一言にいってもその種類は約100種類にも及びます。そのうち日本で食用が許可されているのは22種類です。皆様もよく耳にするであろう「とらふぐ」「しまふぐ」「はこふぐ」もそのうちの一つです。

また、食用が許可されていない種類もいくつかあり、筋肉が有毒だったり毒性が不明なものがそれにあたります。(「どくさばふぐ」「こもんだまし」等)

 

〈河豚(ふぐ)の呼び名〉

河豚の呼び名は、地域によっても異なります。

少し例を挙げようと思います。

 

大阪→「てっぽう」

山口県(下関)→「ふく」

熊本県(天草)→「ブッキン」

大分県(別府)→「くろもんふぐ」

千葉県(銚子)→「トミ」

広島県→「まふぐ」

高知県→「きたまくら」

富山県→「いかふぐ」

 

これだけ呼び名のバリエーションがあるお魚も珍しいですね。

 

中原雅夫「ふぐ百話」や北大路魯山人「河豚は毒魚か」の著もあるように、河豚はとても話題の多い魚であることがお分かりになるかと思います。

 

河豚は、生の物を薄く切って食べる「てっさ」やぶつ切りにして野菜と一緒にお鍋で食べる「てっちり」、調味料に漬けて揚げて食べる「唐揚げ」など調理法も様々です。

 

〈河豚(ふぐ)の毒〉

皆様ご存じの通り、河豚には猛毒の「テトロドトキシン」があり、専門の資格を持った人間しか取扱いを許されてはおりません。

河豚の毒なのですが、主に内臓に存在しています。皮や筋肉に毒を持つものもあり、中国の古書では血液にも毒があると記されたものもあります。

ですので、河豚はやっぱり専門店でといわれる方もいらっしゃるかと思われますが、当店しっかりと修行をし、資格を持ったスタッフが専門店にも負けないお料理を提供可能となっております。

 

このように、日本人にとってはとても縁の深いこの河豚なのですが実は海外では「河豚は猛毒を持つ魚で、絶対に食べてはいけない」などと言われており、ほとんどの方が食べた事がないほどなのです。

 

確かに河豚の毒は猛毒ですが、きちんと処理をすれば無害です。

 

むしろそういった危険があるとわかっていながらも先人の頃より重宝されてきている河豚の魅力に自分は感動を覚えるほどです。

こういった先人の頃より受け継がれし食材などを後世に伝えることも、我々和食の料理人の使命の一つであると思います。

先程も述べた通り当店ではしっかりと資格を持ったスタッフによる安心・安全・ハイクオリティな美味しい河豚料理がお召し上がりになれますので、是非とも皆様でお試しいただきたく思います。

 

最後に1つ

ご要望の際は、是非とも事前の御予約をお願い致します。

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瓢嘻八重洲店 料理長 大宅康平

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