新生姜は夏が旬です

新生姜と生姜の違いを、みなさまご存知でしょうか？6月頃になるとスーパーなどの店頭に新生姜が並び始めますが、普通の生姜は一年中季節を問わず売られていますよね。

本日は、新生姜についてお話させていただきたいと思います。

新生姜とは

新生姜とは、一年中売られている一般的な生姜の上にできる「新しい根」のことです。
根付に使用された生姜の上にできるこの新しい根の部分は、一般的な普通の生姜と比べて辛味が穏やかで、水分を多く含んでいるため、みずみずしさを持っているのが特徴です。
実は、この新生姜には2種類あり、一つは秋に生姜が収穫された後にすぐ出荷させる白い色をしたものです。そして、もう一方の新生姜は夏の早い時期に収穫されるもので、赤い茎の部分が付いています。夏の早い時期に収穫されるこの生姜は、日持ちがあまりしないので、甘酢漬けによく使用されています。

通年出回っている生姜と同様に、新生姜にも殺菌作用や食欲を増進させる働きがありますので、暑さで食欲が落ちたり、体力を消耗しやすいこれからの時期にぴったりな食材なのです。
新生姜が出回るのは6月～8月と比較的短い期間ですので、ぜひ見つけたらそのみずみずしさを存分に味わってみてください。

新生姜のおいしい食べ方

一般的に生姜というと、薬味などといった脇役的な存在ですよね。もちろん、新生姜も普通の生姜のようにすりおろしたり細かく刻んだりして薬味として使用することができます。
生姜を主役にしたお料理というと、なかなか思い浮かばないかもしれませんが、新生姜は甘酢漬けにするのが最もおすすめです。
ここからは、新生姜の甘酢漬けの作り方をご紹介したいと思います。

まず、新生姜を水で洗って外側の皮を優しくこそぎ落とします。
※この際、スプーンなどを使うと簡単です。
お好みの大きさに切り、5分ほど水にさらしておきましょう。
鍋にお湯を沸騰させて、１～2分程度茹でてザルにあげます。
そこへ塩を少々ふって、そのまま冷ましておきます。

生姜を冷ましている間に、甘酢を作りましょう。
甘酢は、酢２：水１の割合で合わせて、生姜と同じ分量にします。
酢と水を混ぜ合わせたら、味を確認しながら砂糖を加えていきましょう。

さきほどの生姜は、冷めたら水気を絞り、保存するタッパーなどに移します。
そこへ、作った甘酢を注ぎましょう。
密閉して冷蔵庫で2～3日保存したら、出来上がりです。

新生姜は、期間限定の食材ですので、ぜひこの機会に食卓に取り入れてみましょう。
新生姜の甘酢漬けは、ご飯のお供や、お酒のおつまみとしてもおすすめです。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。