ブログ八重洲店
オランダ煮は日本の味
オランダ煮と言うお料理をご存知でしょうか?名前からする推測すると、なんとなく洋風のお料理をイメージするかもしれませんが、日本の家庭料理でもおなじみの調味料で作ることができるお料理なのです。
本日は、オランダ煮についてお話させていただきたいと思います。
オランダ煮について
オランダ煮とは、下処理をする際に油を使って揚げたり炒めたりして、さらにその後醤油や砂糖、みりん、出汁などの調味料でいた料理のことです。使用する調味料からもわかる通り、オランダ煮は甘辛い味付けが特徴で、食材の外側と内側の異なる食感を楽しむことができるのです。
使用する食材には特に決まりはなく、野菜やお豆腐、鶏肉、こんにゃくなどさまざまな食材を用いて作ることができます。
使用する調味料は日本でおなじみのものばかりなのに、なぜ「オランダ煮」と呼ばれているのかと言うと、そこには「西洋風」と言う意味があるからです。江戸時代に長崎県の出島で行われていたオランダとの貿易によって伝わったのが、「オランダ煮」とよばれる由来なのだそうです。
ナスのオランダ煮の作り方
いろんな食材を使用して作ることができるオランダ煮ですが、今回は「ナスのオランダ煮」をご紹介します。
まず、ナスのヘタの部分を切り落としましょう。
ヘタの部分を切り落としたら、味がしみこみやすくなるように、ヘタを切り落とした部分と反対側に十字の切込みを入れます。
ナスを鍋に並べて、胡麻油を入れたらさっと強火で炒めましょう。
全体に油がまわったら、そこへ水を加えます。
さらに、砂糖、しょうゆ、酒を鍋に加えます。
お好みで唐辛子を加えたら、落し蓋をします。
もし落し蓋がない場合は、アルミホイルで代用しても大丈夫です。
味を確認しながら柔らかくなるまで煮込みましょう。
煮込む時間の目安は、ナス5本の場合で20~30分程度です。
柔らかくなるまで煮込んだらお皿に盛って完成です。
暑い時期の場合は、冷蔵庫で冷やしてから食べるのもおすすめです。
これからの時期に旬を迎えるナスは、夏バテ予防にもピッタリです。
スーパーなどで購入する際は、形が曲がっていなくすっきりとしているものを選びましょう。また、表面の皮が黒くて色落ちや傷がないものの方が良いでしょう。
もともと長崎県の出島から全国へ広まったオランダ煮ですが、現在では石川県の郷土料理となっています。
家庭料理の定番となっているオランダ煮は、居酒屋などでも人気の高いメニューなのだそうです。
みなさんもご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。