ブログ八重洲店
はまぐりのお吸い物
はまぐりのお吸い物は、ひな祭りや結婚式の和食に欠かせないものです。
昆布とはまぐりの上品なうま味が際立つ、おめでたい席に欠かせない一品です。
本日は、はまぐりのお吸い物についてお話をさせていただきます。
おめでたい席には、はまぐりのお吸い物
おめでたい席に欠かせないのが「はまぐりのお吸い物」です。
なぜ、はまぐりが用いられているかというと。
二枚貝であるはまぐりは、もともと対になっている貝とはぴったり合いますが、ほかのはまぐりの貝殻とは絶対に合うことがなく、すき間ができてしまいます。
そうしたことから、一人の伴侶と末永く暮らすと言うような夫婦和合の象徴とされ、女子に良縁をもたらす縁起物ともされています。
3月3日のひなまつりにはまぐりを食べると「良縁」を招くとされ、欠かせない物とされています。
はまぐりの旬
はまぐりのおいしい旬はいつなのでしょうか。
と、その前にはまぐりとアサリと同じように思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
アサリも2枚貝ですが、はまぐりはアサリよりも大きいサイズで、身がふっくらとやわらかく、濃厚な味わいが特徴です。
国産物のはまぐりは、一般的に産卵期が5月から10月とされています。
そのため、旬は春先の2月から4月頃です。身に栄養をたくわえた時期で、もっともおいしい時期だといわれます。
はまぐりのお吸い物 作り方
はまぐりは、ほんとうにいい出汁がでて、うま味成分も栄養もたっぷり味わえるお吸い物となりますが、かつおだしを使わずに、はまぐりと昆布のだしのみで作るので、正式には“潮汁(うしおじる)”といいます。
だしを取る必要がない分、汁物の中でも一番手間がかからないので、ひなまつりの時期などに作ってみて下さい。
はまぐりのお吸い物の作り方を簡単に、ご説明いたします。
【材料】
- はまぐり
- 水
- 昆布
- 酒
- 塩
- 薄口しょうゆ
【調理方法】
- 下ごしらえとして、はまぐりは塩抜きをし、蝶つがいを外しておきます。
- あとは水に蛤、昆布、酒(2割り程)を入れ、ゆっくり火にかけます。(中火くらいです)
- 沸騰しそうになったら昆布を抜きコトコトするくらいの火加減にし、灰汁をとります。
- 蛤が開いたらいったん取り出し、出汁の味を確かめます。
- 塩、薄口醤油で味を整えたら開いた蛤を戻し、好みの具材を入れ完成です。
ひな祭りには、ちらし寿司とはまぐりのお吸い物は定番です。
包丁を使わない料理なので、親子で一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
雛人形と季節の食事で、引き継がれてきた日本の伝統行事を楽しみましょう。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度、当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。