ブログ八重洲店

日野菜について

春も近づいてきたと実感できるような天気が続いております。皆様おかわりございませんでしょうか。さて本日は、日野菜という野菜についてお話しさせていただきたいと思います。なかなか聞きなれない野菜かと思いますが、こちらは滋賀県が原産のカブの一種です。それでは詳しく見ていきましょう。

 

日野菜とは

日野菜

日野菜は滋賀県蒲生郡にある日野町鎌掛地域が原産のカブの一種です。この地方に伝わる伝統野菜のひとつですね。滋賀県で発症した野菜のうち最も全国に広がりを見せた野菜といえます。現在は日本各地に広がりを見せており、九州から信州の間で最も盛んに栽培されています。日野菜を使った代表的なものに日野菜漬けという漬物があります。地元ではあかなとして親しまれている日野菜漬けは滋賀県が誇る代表的な名産品とされています。

元々、琵琶湖の東にある日野町で栽培されていた日野菜は現在は草津市での栽培が最も盛んになっています。滋賀県では日野菜はカブとしてではなく日野菜という独立した存在であつかわれているようですね。他の料理に使われることは少なく、漬物として利用されることがほとんどです。

この日野菜漬けは多くの人々に愛されており、旬を迎える11月ごろには多くのスーパーや販売店で取り扱われています。塩漬けやぬか漬けの他にも桜漬けなどにされたものが都会部などでも目にすることが多くなってきています。

日野菜は原産地の日野町の他にも近くの地域で現在も盛んに栽培が行われています。暑さに弱いため、真夏の栽培には不向きですがそれ以外の季節なら栽培することができます。

本来は夏から冬にかけてが栽培シーズンと言われています。梅雨時期から10月にかけて種を蒔き、その後40日か50日経った後に収穫します。最も美味しいと言われているものが9月に種を蒔き、11月頃に収穫したものなります。

 

日野菜の栽培方法

 

現在の栽培方法は水田を利用した転作も行われています。しかし、本来の作り方の通り畑で栽培するのがベストといわれています。この理由としては畝を高く必要があるからです。日野菜は根っこが長く伸びるように深く耕す必要があります。畝の幅は1メートルほど必要で、そこに4筋ほどの種を蒔き、成長するに従い間引きが3回ほど必要になります。

間引きは苗が最終的に拳ひとつ程度の感覚にすると良いとされています。日野菜の特徴として発芽率の高さが挙げられます。安定して成長してくれる種ですので栽培しやすい野菜に分類されますね。

しかし、商品化を図る上では形など見た目も重要になりますよね。その際には技術や経験は不可欠となります。

日野菜は比較的痩せている土壌が栽培に適しているようです。あまり良好な土壌ですと葉っぱが大きくなりすぎてしまい、味も落ちてしまうそうです。

 

日野菜の漬物

日野菜

日野菜は漬物として利用されることがほとんどです。味の特徴として、塩味と苦さを併せ持っていて独特の辛味があります。非常に美味しい漬物と評価されていて、酒の肴やご飯のお供に最適とされています。

桜漬けは比較的薄味を基本にしていますのでサラダ感覚で召し上がっていただきたいものですね。

美しい色合いが食欲をそそって来るはずです。後柏原天皇も大変満足された味と言い伝えられているそうですね。

 

今回は日野菜についてお話しさせていただきましたがいかがでしたあでしょうか。漬物として非常に評価の高い食材ですのでぜひ皆様お召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

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