ブログ八重洲店

2019.10.31

山葵(わさび)の歴史について

山葵(わさび)の歴史は、古くは飛鳥時代までさかのぼります。現代の日本の食文化には欠かせない食材ですが、当時は薬草として使用されていたのだそうです。

本日は、「山葵の歴史」についてお話させていただきたいと思います。

山葵(わさび)の歴史について

山葵
冒頭でも触れたとおり、現代においても日本の食文化に欠かせないワサビは、飛鳥時代から存在し、薬草として使用されていました。その所以は、奈良県で出土した木簡にあります。奈良県明日香村で出土した木簡には、ワサビや薬草なその植物の名前などか書かれており、そのことから、当時庭園で野菜や薬草が栽培されていた可能性があることがわかりました。

そして、平安時代のものである日本最古の薬草事典には、「山葵」と言う記載があるのだそうです。このことからも、その当時ワサビが薬草として使用されていたということがわかります。

江戸時代になると、ワサビが本格的に栽培されるようになります。江戸時代の初期には、美食家であった徳川家康にワサビを献上したところ、その風味を大変気に入ったとも言われています。
ワサビが現代のように薬味として使用され始めたのは江戸時代の後期で、ちょうど江戸時代の文化・文政年間の時代だとされています。現代では一般的な「握りずしにワサビを付ける」ということが考案されると、庶民の間にも次第に広まっていきました。
その当時は、冷蔵や冷凍の技術が当然ない時代ですので、食材をできるだけ新鮮に保つために、ワサビを活用していたようです。

かつては薬草とされていたワサビの効果

山葵
ワサビは、ツーンとした辛みが特徴的ですが、この辛み成分には殺菌効果があります。わさびの辛み成分を「アリルイソチオシアネート」と言い殺菌効果に加えて寄生虫やカビの予防もすることができるのです。

さらに、ワサビには口臭にも効果を発揮します。口臭の原因となる口腔内の雑菌を殺菌するため、口臭を予防することができるのです。

その他にも、ワサビには血栓予防や抗がん作用、鼻炎改善効果もあるとされています。血栓を予防する効果は、ワサビに含まれている「わさびスルフィニル」という成分によるものです。この成分には、抗ガン作用にも効果があると言われています。そして、鼻炎に効果を発揮するのは、「ワサビチオヘキシル」という成分です。

他にも、ワサビにはダイエット効果や美肌効果などといった女性に嬉しい効果も期待できます。ただし、だからと言って食べ過ぎは禁物です。少しの量を味わっていただきましょう。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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