ブログ新橋店

2021.12.1

寒ブリの美味しい時期です

12月に入って、美味しくなる魚の一つにブリがあります。

ブリは、漢字で書くと鰤。「魚」+「師」の文字で、12月の師走に食べるのにピッタリの魚です。

中でも、今の時期は脂がのって食べ頃となるのが寒ブリです。

本日は、寒ブリについてお話をさせていただきたいと思います。

寒ブリとは

寒ブリ

12月〜2月のブリは、「寒ブリ」と呼ばれ一年中でも一番美味しいと言われます。

養殖されていることで一年中食べることのできるブリですが、天然の親ブリを「寒ブリ」と言います。

秋頃から越冬と産卵のために、エサを活発に食べるようになったブリは北海道から日本海を通って、九州の東シナ海まで南下していきます。

 

天然のブリは、脂がしっかりと乗り、丸みを帯びた丸型体型ででっぷりとしています。

旬の時期以外のブリはすらっとした体型でお腹の部分のみに脂が乗っているのですが、寒ブリは背中までうま味たっぷりの脂が乗っています。

この脂の多さについては、江戸時代の本草学者である貝原益軒が「脂の多き魚なり、脂の上を略する」というほどで、「アブラ」を略して「ブラ」にさらに「ブリ」へとなったという説があるほどです。

 

ブリの脂肪は、筋肉組織の中まで入り込んでいるので、とろけるような食感となるんです。

寒ブリと一般的なブリの違いは、霜降り肉と一般的なお肉の違いに等しいものがあります。

とはいえ、寒い波の激しい海を泳いでくるので、身は締っていますのでブリンブリンとした噛み応えもあります。

脂が乗っているけれど、身は締っている寒ブリの旨味は別格ですね。

天然ものは、1月を過ぎると脂肪が急激に減りはじめ少しずつ痩せていき味も落ちていきます。

 

寒ブリの美味しい食べ方

鰤しゃぶ

寒ブリは、お造り、照り焼き、ブリ大根、鰤のかぶらずしなど様々な調理法に向き、軽く湯通しした鰤しゃぶなども人気です!

 

寒ブリの美味しい食し方と言えば、その甘みを最大限に感じることができるのはお造りです。
まずは火を通さずに、ぜひ生で召し上がってみてください。

また、ブリの醍醐味として、熱を加えることで風味が増すことがあります。

 

当店でも、寒ブリを使った料理をご用意しておりますので、是非一度足をお運びいただけると光栄です。

寒ブリを六白黒豚と食べ比べしていただける「出汁しゃぶコース」をご用意しております。

寒い時季に丸々と太り、脂がのってとろける味わい、旬のブリをさっと湯にくぐらせるしゃぶしゃぶでご堪能くださいませ。

脂の乗ったブリは、最高の酒のつまみとなります。
限定の旬の味、どうぞお見逃しなくお楽しみくださいませ。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
 

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