ブログ新橋店
日本食文化「丼の歴史」
古くから存在する「丼」。その歴史には様々な説がありますが江戸時代にはすでに現代のような丼ものが存在していたと言われます。多種多様な丼には様々な魅力があり、長年愛される日本料理の一つですね。
本日は日本食文化の一つである「丼の歴史」についてお話しをさせていただきたいと思います。
丼の歴史
ホカホカのご飯に具材をのせる「丼もの」は古くから発達してきた日本食の一つです。丼もの料理はもともと庶民のメニューとされ、古来の上流階級の人々はご飯と具材は別々に食べるのが原則だったようです。
丼文化の歴史には様々な説がありますが、一説によると室町時代に流行った「芳飯(ほうはん)」という汁かけご飯が「丼」の起源となっていると言われます。
芳飯は野菜に出汁を加えた汁物の料理で、この頃からご飯と具材を一緒にして一つの料理として成り立っていたと考えられます。
江戸時代に入ると本格的な現代のような丼に発展し、この時代に天ぷらをご飯にのせた「天丼」が誕生したとされています。
その後、明治・大正と時代が進む中で牛丼や親子丼、カツ丼と丼文化が発展していったようです。1950年代には海鮮丼が誕生し、戦後に誕生した料理として北海道から日本全国に広まりました。
近年ではご当地丼などが流行っており、地域の魅力を丼で表現するなど多種多様な丼文化の時代になっています。
海外がルーツの丼料理
時代が進むにつれて日本は海外との交流も増え、そこで海外から伝わった料理も数多くあり日本風にアレンジされた丼ものがあります。例えば「中華丼」や「麻婆丼」。これらの料理で、中国では類似する料理があるものの中華丼や麻婆丼ではなく、別の料理です。
このように海外から伝わった料理を日本風にアレンジされて丼になっているというケースも多くあるのです。
「〇〇丼」として日々様々な丼もの料理が創作され、丼もの料理の種類は無限にあります。そこが丼文化のユニークなところでもありますね。
丼もの料理は身近な料理の一つですが、今後の丼文化がどう発展していくのかが期待されています。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。