ブログ新橋店

2021.11.3

ネギの種類

一年を通していつでも出回っているネギですが、ネギが本当に美味しくなる旬は11月~2月です。

主役にもわき役にもなれるのがネギですが、その種類には様々なものがあります。

大きく分けて、東日本では、白い部分を食べる白ネギ(根深ネギ)で、西日本では葉の部分を食べる青ネギ(葉ネギ)がよく食べられています。

本日は、ネギの種類についてお話をさせていただきます。

 

 

ネギの種類は2つ

ネギの種類は、大きく分けて2種類です。

冒頭にもお話をしたように、主に関東地方で好まれてきた白ネギと、関西地方で好まれてきた青ネギとに分類されます。

 

白ネギ

白ネギ

白ネギとは、主に白い部分を食べる根深ネギのことで、“長ネギ”とも呼ばれます。

栽培時に葉先が出てくるのに合わせて土寄せを行い、茎に光を当てないようにして栽培されます。

土に埋まっていた部分は、光合成をせずに白くなりますので、この白く柔らかい部分が長くなるように育てます。

 

白ネギ(長ネギ)として一般にスーパーに並んでいるのが“千住(せんじゅ)ネギ”です。

現在では全国各地で作られていますが、江戸時代には千住(現在の足立区周辺)でのみ栽培されていて、江戸野菜のひとつに数えられていました。

 

千住ネギは、どんな料理にも幅広く利用できます。

特に品質がよいものは、軟白部分が長くて締まりも良く煮崩れしにくいといわれているので、鍋や煮物、汁物に使うのもおすすめです。

 

有名な品種としては、群馬県下仁田町の特産品の“下仁田ネギ”、埼玉県深谷市の“深谷ねぎ”、栃木県や宮城県仙台市、福島県などで栽培されている“曲がりネギ”などがあります。

 

青ネギ

青ネギ

青ネギは「葉ネギ」とも呼ばれ、全体的に細く、緑色の葉の部分が長くなるように育てられ、根元まで食べることができます。

 

青ネギは寒さに弱いため、かつては西日本で主に流通したのですが、ハウス栽培が広がったことで現在では東日本でも青ネギが栽培されるようになりになりました、

 

青ネギは、緑の色が濃く、香りが高いため、薬味としてよく用いられます。

 

 

青ネギ(葉ネギ)の代表的な品種として知られているのが京都九条村(現在の京都市下京区)発祥の“九条ネギ”です。

1本の茎から、5~6本枝分かれした形状で、茎と葉の両方とも食べることができます。

やわらかくて香りが強く、甘味があって、葉の内部にぬめりがあるのが特徴です。和え物や薬味、煮物、鍋物などに適しています。

 

九条ネギを品種改良したり、葉ネギを若いうちに収穫したものが“小ネギ”です。

日本各地で品質を高め、ブランド化されたものが栽培されており、とくに有名なのが、福岡県のブランド野菜“博多万能ネギ”です。

特有の風味と日持ちの長さが特徴で、生のまま薬味にしたり、煮物や炒め物など様々な料理に活用されています。

 

 

瓢喜の名物「出汁しゃぶ」にもネギは大活躍です

京都 瓢喜の名物「出汁しゃぶ」は、特製のつけ出汁に、たっぷり刻みネギを入れて湯にくぐらせた豚肉と一緒にお召し上がりいただきます。

豚肉の甘み、出汁のコクと旨みに、たっぷりの白ねぎと柚子とうがらしを薬味としてキリッと味を引きしめて、思わず箸が進む自慢の組み合わせでございます。

 

ネギは、専用のネギ椀でサービスさせていただきます。
心ゆくまでたっぷりとお召し上がりくださいませ。ネギは丼3杯ほどお召し上がりになられる方もいらっしゃいます。

 

ネギと豚肉を一緒にお召し上がりいただくと、糖質の代謝、疲労回復効果がグッと高まるのだそうです。
ぜひお試しくださいませ。
出汁しゃぶの刻みネギ

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