ブログ新橋店
2020.3.31
シマアジについて
皆さん、こんにちは!今回のテーマはシマアジです。
アジというと、安くて味もよい庶民の味方の大衆魚として親しまれている魚です。日本の朝ごはんにはアジを開いて干した干物が鉄板メニュー。
アジというと、安くて味もよい庶民の味方の大衆魚として親しまれている魚です。日本の朝ごはんにはアジを開いて干した干物が鉄板メニュー。
そんなアジのなかでも「一味違う高級アジ」が存在します。今回は、アジのなかでも最高級品である「シマアジ」についてご紹介します。
シマアジはアジ科ですが「シマアジ属」という独自の属目を持った種です。通常のアジとは、生態はもちろん形状にいたるまで異なる点が多く存在します。
シマアジの体は一般に知られているアジと比較して丸みがあるのが特徴です。また、体に横向きに走る黄色いラインは、この魚の名前の由来にもなっているほどの個性的な模様と言えましょう。
このイエローラインは鮮度のよい個体ではよりくっきりはっきりと浮かびます。この魚を目利きする際には、体を走るラインを見て判断するのがよいでしょう。
このイエローラインは鮮度のよい個体ではよりくっきりはっきりと浮かびます。この魚を目利きする際には、体を走るラインを見て判断するのがよいでしょう。
体長は成魚で120センチほどの大きさにまで成長します。ただそこまでの大型は滅多に市場にはあがりません。流通しているシマアジは天然ものなら70センチ前後、養殖ものなら40センチ前後の個体が一般的です。体重は中型のもので3キロ前後。
ちなみに一般的に市場では大型になりすぎているものよりも、3キロほどの中型のものの方が高額で取引されます。
大きくなりすぎた個体は食味も大味ですので、ほどよいサイズの方がよい値段がつくというわけです。
大きくなりすぎた個体は食味も大味ですので、ほどよいサイズの方がよい値段がつくというわけです。
シマアジの身は上品な白身です。この身は関東地方で特に高い値段で取引されており、味も白身のなかでもトップクラスの深みとコクをもちます。現在、市場で出回っているものはほとんど養殖物です。養殖ものも大変味のよいものなのですが、やはり天然ものがもつ味わいには一歩劣るという評価を付ける方が多く存在します。
皆さんもどこかお店でシマアジを見かけましたら、是非御賞味下さい。シンプルにお刺身やカルパッチョなど素材を活かした料理がおすすめです。
瓢喜新橋店
店長 熱海
店長 熱海