ブログ新橋店

2021.5.9

寿司と鮨の違い

みなさま、よくお寿司屋さんなどで目にする「寿司」と「鮨(すし)」の違いをご存知でしょうか?
本日は「寿司と鮨の違い」についてお話しをさせていただきたいと思います。

寿司

寿司
よく見る「寿司」という表記は、朝廷への献上物とされたことやハレの日のごちそうだったことから「寿司を司る」という意味で、江戸時代末期につくられた表記であり、縁起を担いだ当て字なのです。また、賀寿の祝い言葉である”寿詞(じゅし)」に由来しているともいわれています。
「寿司」は当て字であるためネタの種類を問わずに使うことができ、現在ではよく見かけるごく一般的な表記となっています。

また、すしの語源はすっぱいの「酢し」だといわれており、最も古い表記で「鮓」という字があります。元々は塩につけた魚や発酵させた飯に魚を漬けた保存食を指した漢字なのだそうです。現代ではあまり目にしない表記ですが、関西地方のすしに使われる傾向があります。3種類の”すし”の表記を古い順にすると「鮓」・「鮨」・「寿司」となります。

寿司と鮨の違い

寿司と鮨の違い
「鮨」は元々、中国で”魚の塩辛”を意味する表記だったといわれています。日本では、馴れずし以外の握りずしでも使いやすいことから江戸前鮨で使われるようになっていったようです。
そして、「寿司」と「鮨」は基本同じ意味を持つためどちらの表記を使っても間違いではありません。
”寿司と鮨”の違いについて強いて言うならば、「寿司」はちらし寿司やいなり寿司といった寿司料理全般に使うことができる表記で、「鮨」は魚編に「旨」と書くことから”旨い寿司”を強調した意味で使われることが多いようです。又は、ネタに魚を使っていないものが「寿司」、魚を使ったものが「鮨」と使い分けられている場合もあります。
よって、よく見るお寿司屋さんの看板のほとんどがお店側の判断で使い分けられていると考えて良いでしょう。

馴れ鮓に箱鮨、押し鮨、握り鮨といつの時代にも追求し続けられている寿司。”すし”の表記だけをとっても歴史の深さを感じますね。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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