ブログ西麻布店

2017.6.24

鱒についてお話させていただきます

薄暑のみぎり、皆様にはいよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。今回は、鱒についてお話させていただきたいと思います。鱒と言えばとても美味しい魚として親しまれていますが、その生態や特徴などご存知の方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?食材としての特徴や栄養価も含めてご紹介していきます。

 

鱒の生態

鱒

 

鱒とは日本において、サケ科の魚の内でシロザケ、キングサーモン、ベニザケなどと呼ばれているものを除いたサケ科の魚のことをまとめて鱒と呼んでいます。鱒は主に北半球の高緯度地域に生息しています。河川や池、沼などの水温が20℃以下の場所で産卵し、孵化した稚魚の一部が海へとたどり着き、そのまま海で生活するそうです。南半球においては放流されることが多く、ニュージーランド、オーストラリア、チリなどで生息しています。ほとんどの種類の鱒が食用として利用されています。身はもちろん卵も重宝されています。独特の甘みや旨味が特徴的で、毒もなく食べやすく調理もしやすい魚と言えます。

 

鱒とサケとサーモン

 

鱒とサケとサーモンを区別して説明できる方はどれほどいらっしゃるでしょうか?スーパーで買い物をする際に一度は違いを考えたことがありますよね。

実はこれらの3つは分類上同じサケ目サケ科の同じ種類の魚とされています。ではなぜ違う呼びかたになっているのかと言いますと、まず、サケと鱒は呼び名の違いのみとなります。普段良く食べられているサケはシロサケと言う種類のものです。そのシロサケをサケと呼んでいるだけです。そして、その他のサケ科の魚を鱒と呼んでいます。

ですから、サケと鱒の違いは生態、産地、その他の違いなどはなく、種類や名前の違いで呼び分けているだけなのです。

ではサーモンとはどのようなものを指すのでしょうか?サーモンはサケ科のなかでも川から海に戻り、海を回遊している種類のものを指します。海に戻ることなく川にとどまっているものはトラウトと呼ばれています。

サーモンは生態や生活環境により明確な違いがあると言えます。

 

鱒の栄養価と調理例

鱒焼き

Grilled salmon steak with a pepper, lemon and tomato on a slate plate

それでは鱒の持つ栄養価や効能についてもご紹介していきたいと思います。鱒はビタミンやミネラルを多く含み、栄養バランスに富んでいる食材と言えます。ムニエルや塩焼き、汁物にも使われ、その味は魚の中でも上位かと思います。

鱒に含まれる栄養価の内最も注目していただきたいのがDHAとEPAです。これらの成分は血液をサラサラにしてくれる効果があり、心筋梗塞や高血圧、脳梗塞などの予防に効果が期待できます。また、血管を健康的に保つ働きもあります。

その他の栄養素ではビタミンCやビタミンEが多く含まれています。これらは抗酸化ビタミンと呼ばれており、体に悪影響を与える活性酸素の発生を抑え、動脈硬化や血管の劣化を防いでくれます。そのうえ免疫力が高まり健康的な体になると言われています。

鱒を使った料理でおすすめしたいものが照り焼きです。材料として必要なものは、鱒、小麦粉、醤油、酒、みりん、砂糖です。作り方は、まず調味料を全て混ぜておきます。

そして、鱒に小麦粉をふります。

そしてフライパンに少しの油を入れ、両面を軽く焼きます。焼き色がついいたら先程混ぜておいた調味料を加え軽く煮れば完成です。

非常に簡単にできる料理ですから挑戦してみても良いかもしれませんね。

 

本日は鱒についてお話させていただきました。日本人にはなじみの深い魚ですから少しでも鱒についての知識を深めていただけましたら幸いです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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