ブログ西麻布店

2018.2.9

高級魚のクエのご紹介

新春とは申しながらまだ厳しい寒さが続いております。皆様、体調など崩さずお過ごしでしょうか。

本日は、クエについてお話させていただきたいと思います。クエと言えば秋の味覚の代表的な魚ですよね。そしてなんといっても高級食材のイメージがあるかと思います。とても大きな魚で深海に生息しています。鍋にして調理されることが多い魚ですね。それでは、特徴や調理法などについてご紹介していきたいと思います。

 

クエの生態

クエ

 

クエは成魚になると大きいもので1メートルから1メートル30センチほど、体重30キロまで成長するそうです。大型のものが漁獲されると新聞に載ったりして注目を浴びることもありますよね。日本で水揚げされるハタ類の中では大型の種類と言えます。他にはマハタ、コクハンアラ、カスリハタ、オオスジハタなども大型の種類とされています。釣り人にも大変人気の魚で、クエを目当てに釣り場に出かける方も多くいるようです。

クエが生息している地域は西日本から東シナ海、南シナ海の沿岸部に多く生息していると言われています。水深が50メートルほどの岩場やサンゴ礁を好んでいます。群れは作ることはありません。単独で生活していることが特徴的です。夜行性のようで、昼は岩場の陰に身を潜め、夜になると餌を求めて動き回るそうです。俊敏な動きはできないため、海底近くをゆっくりと動き回っているそうです。

イカや小魚などを丸呑みするほどの獰猛な性格をしています。

クエは旬が冬と言うイメージがあるかと思いますが、実は1年中水揚げされる魚です。特に大きく成長した後のものは年中、味に差はないと言われています。

冬のイメージが強いのはクエ鍋は冬に食べられるからではないでしょうか。鍋料理にされることが多いクエは夏場から秋にかけてが、産卵後で食欲旺盛な時期という事もあり味が良いとされている場合もあります。

見た目は悪いですが味は淡白な味が特徴的です。大変美味しい魚ですのでクエを食べたら他の魚はクエんと言われるほどです。

先程も申し上げましたが、鍋料理に使われることが多い魚で加工食品にはあまり使われません。しかし、和歌山県の御坊市では他の魚にクエの身を加えたクエ蒲鉾が販売されているそうですね。

天然物のの数は少なく養殖が多くなってきています。一般家庭ではなかなか食卓に上がるものではないので高級料理店などでお召し上がりになることが多いですね。

また、悲しい話ですが高級食材ゆえに、産地が偽装されてしまうこともあるようです。

 

クエの栄養価

クエ

 

クエには豊富なコラーゲンが含まれています。コラーゲンとはたんぱく質の一種でアミノ酸とも深い関わりがあります。コラーゲンを食べると体内で消化酵素によりアミノ酸やペプチドなどに分解されます。それが体内に吸収されるとたんぱく質の合成の材料になります。科学的にもこの辺りははっきりと解明はされてないのが現状のようですね。

しかし、コラーゲンをとることが出来る食事と言えば高カロリーのようなイメージはありませんか?確かにとり川やふかひれは若干カロリーが高いかもしれません。しかし、クエ鍋は非常にヘルシーな調理法です。また、鍋にすることで吸収されやすくなる効果も持っており、コラーゲンをとる上では非常に理想的な料理と言えそうです。

 

今回はクエに居ついてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか。ぜひ機会がございましたらお召し上がりください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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