ブログ西麻布店
貴船の川床や蛍岩について
晩夏の候、皆様におかれましては、ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
本日は、貴船の蛍岩や川床についてお話させていただきたいと思います。貴船について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。もちろん京都の方やその近くの方はご存知かもしれませんが他の地域の方の為に詳しくご紹介していきたいと思います。
貴船の蛍岩とは
貴船は京都府京都市左京区の地名です。近くには観光スポットとして有名な鞍馬があり、京都の奥座敷として人気の観光名所になっています。京都駅から車で40分ほど北に向かった場所になります。
貴船山と鞍馬山の間に挟まれた細い渓谷には昔ながらの由緒ある旅館が立ち並んでいます。そして夏を迎えれば貴船川沿いで川床料理と夏の暑さを避けるために多くの観光客、納涼客が訪れます。貴船川の上流に目を向ければ貴船神社があり、秋になると紅葉を見に多くの観光客が訪れるそうです。そして今回ご紹介してい蛍岩も有名なスポットです。
蛍岩では和泉式部という平安時代の宮廷女流歌人が鯉の成就を願い参拝し、その際に蛍岩周辺に飛んでいる蛍について歌を詠んだという言い伝えもあります。
しかし、近年では蛍の数も減ってきてしまっているそうです。環境が変わってきていることが原因と考えられており、今一度自然を守るためのアクションが必要とされています。
貴船神社
続いては貴船神社についてお話させていただきます。貴船にある神社で式内神社、二十二社の一社です。この貴船神社は全国に450社ほど存在しています。その総本山がこの京都の貴船神社だそうですね。この地域はきぶねと言いますが神社の名前はきふね神社と読みます。感じが同じで間違えやすいですが注意して覚えるようにしましょう。
貴船神社の神様は水神様です。祈雨の神様とされている高龗神が祭られています。ですから、全国の料理、調理業の方や水に携わる方が参拝に訪れているようです。昔は晴れを願う際には白馬を奉納し、雨を願う際には黒馬を奉納していたそうです。実際の馬を奉納していましたが時代とともに木の板に馬の絵を描いたものに変わっていったそうです。これが今でいう絵馬のもとになったとされる説もあるようです。
また、縁結びの神様としても信仰されている反面、縁切りの神様としても信仰されています。丑の刻参りでも有名ですね。
川床
京都の夏の風物詩である川床についても触れていきます。川床とは川のすぐ近くに桟敷を設け、そこで食事を楽しむものです。様々な場所での川床がありますが貴船の川床はとても魅力的です。なぜならば、川との距離が非常に近いからです。手を伸ばせば川の水に触れることが出来そうな距離感をしています。また、足を付けることもできるようですね。
こうした場所で食べる京料理は格別なものではないでしょうか。近年では温暖化の影響もあってか異常気象が続いています。今年は本当に酷暑と言う言葉がぴったりでした。
そんな時に川床で青々とした木々の中をそよぐ風に吹かれながら、情緒あふれるひと時をお過ごしになれば明日への活力になるのではないでしょうか。
今回は貴船の蛍岩や川床についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。都会の騒がしさを忘れさせてくれ、のんびりとした時間を過ごすには最適の場所かと思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。