ブログ西麻布店
ホタルイカのご紹介
入学シーズンとなり、新入生の姿が初々しく思えるこの頃ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。本日は、ホタルイカについてお話させていただきたいと思います。ホタルイカといえば天ぷらや、沖漬け、炒め物などに昔から使われてきました。 しかし傷みやすいこともあるため、取り扱いには注意が必要です。 栄養面においてはタウリンなどの成分を含んでいることもあり注目の食材です。それでは、ホタルイカについて詳しくご紹介していきたいと思います。
ホタルイカの特徴
ホタルイカは世界中で40種類ほどが生息しているそうです。日本においては、日本海と太平洋側の一部に生息しています。特に、富山県の滑川市と兵庫県の日本海側の水揚げ量が O多くなっています。イメージではホタルイカといえば富山県と言う方が多いかもしれませんが、水揚げ量に関しては兵庫県の浜坂漁港が最も多いそうです。
ホタルイカの漁期は2月から5月頃とされています。主な産地は日本海側に集中しており、富山県、福井県、鳥取県、兵庫県などが有名です。 その中でも、富山県の富山市から魚津市にかけての富山湾沿岸はホタルイカが群れをなして泳いでいる姿が有名です。 また、ホタルイカは春の風物詩として知られています。
ホタルイカは 普段、精神が200 M から700 M ほどの深海で生息しています。春から夏にかけての産卵期には1回につき1000個から1万個の卵を産むそうです。
体の特徴として、ホタルイカの触手の先には発光器と呼ばれるものが3個付いています。これは何かに触れると発光するそうです。光により敵を威嚇するものと考えているそうですが、実際には光によって敵を誘導し、そして光を消して早く逃げるための囮の役割をしている様です。
ホタルイカはカウンターシェーディング効果で敵から身を守っています。カウンターシェーディングとは海底側にいる敵が海面側にいるホタルイカを見るときに、ホタルイカの姿が海面からの光に溶け込み見えなくなってしまうことを言います。反対に海面側から海底 方向に向かって見る場合にはカウンターシェーディング効果が働かないため、ホタルイカの背中側には発光器はほとんど存在しません。
食材としての利用
ホタルイカは古くから様々な料理に使われてきました。富山県では炒め物、佃煮や煮物、天ぷら、唐揚げ、足だけお刺身にした竜宮そうめんなどに調理され食べられてきました。水揚げが盛んな地元で消費されることが多いのには理由があります。ホタルイカはとても傷みやすい食材だからです。昔は、冷凍冷蔵技術が発達しておらずなかなか遠い地域までの輸送は困難だったそうです。しかし、現在では高速輸送手段が確立され産地から離れた地方のスーパーマーケットや鮮魚店で販売することが可能になりました。それに加え居酒屋お寿司屋さんでも提供することができています。
ホタルイカは栄養が豊富な食材です。ビタミンAとビタミンEが多く含まれており特にビタミンa が豊富に含まれています。 含有量は魚介類の中でもトップクラスとされています。また、 ビタミン E は抗酸化作用を持っています。そのため細胞の老化を予防したり女性ホルモンや男性ホルモンの分泌に影響を与え生殖機能を維持するなどの働きに期待できます。
アミノ酸の一種であるインスリンの分泌を促す作用や血圧を調整してくれる作用、肝機能の改善、心臓の働きを正常に保つなどの効果が期待できます。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。