ブログ西麻布店
背黒鰯(セグロイワシ)は日本で最も漁獲されている魚
「背黒鰯(セグロイワシ)」は、「カタクチイワシ」の別名で、「背黒」とも呼ばれています。煮干しやアンチョビなどの原料にもなっているため、みなさまにとっても身近な魚なのではないしょうか?
本日は、「背黒鰯(セグロイワシ)」についてお話させていただきたいと思います。
背黒鰯(セグロイワシ)の特徴について
冒頭でもご紹介したように、背黒鰯(セグロイワシ)は「カタクチイワシ」の別の呼び名で、いわゆるイワシの一種です。マイワシやウルメイワシなどと同様にイワシの仲間である背黒鰯ですが、背黒鰯は目が前の方に寄り気味で、口が目の後ろの方にまで開くのが特徴的です。
背黒鰯は、樺太の南部から日本海、太平洋などといった日本周辺だけでなく、台湾の方にまで広く分布しています。大きな群れを作っているのも、背黒鰯の特徴の一つでしょう。
実は、背黒鰯は日本で最も漁獲の多い魚としても知られています。ちなみに、背黒鰯は煮干しやアンチョビ以外にも、仔魚はシラスとして親しまれています。鮮度の良い背黒鰯は生のまま刺身として食べることもできますが、傷みが早いので、生食用の背黒鰯はなかなか入手ができません。
背黒鰯を選ぶ際のポイントは、エラが赤々としているか?目が黒々とはっきりしているか?などをチェックすることをおすすめします。鮮度が良いものは、エラの内側が鮮やかな赤い色をしており、目は濁っておらず、はっきりとしているものです。
背黒鰯の利用方法
背黒鰯の利用方法は幅広く、煮干しや干物などといった加工品としても多く流通しています。煮干しや干物などに加工するにしても、やはり鮮度が命ですので、港に背黒鰯が水揚げされると、加工場は大忙しになるのだそうです。
背黒鰯のその他の活用方法は、次の通りです。
◆目刺し:竹串にさして乾燥させたものです。
◆田作(たづくり):小型の背黒鰯を素干しした後、砂糖と醤油で味付けしたものです。
◆ゴマ漬け:千葉県・九十九里浜の郷土料理です。
日本で最も漁獲量が多い魚であるだけあり、様々な味わい方がある「背黒鰯」。ぜひ、いろんなお料理で楽しんでください。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。