ブログ西麻布店

2017.5.4

緑鮮やかなサヤエンドウ

 

春陽の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

本日はサヤエンドウについてお話させていただきたいと思います。サヤエンドウと言えば皆様にとって馴染みの深いものではないでしょうか。様々な料理に彩を与えてくれる名脇役です。そんなサヤエンドウの知られざる特徴や栄養について触れていきます。

 

サヤエンドウとは

サヤエンドウ

サヤエンドウは未熟な状態のエンドウ豆を食用として利用する際の呼び名です。野菜炒めやみそ汁などの具材として使われていますよね。卵と会えるだけでも美味しくいただくことが出来るように万能の野菜と言えます。

未熟な豆を使う際は実エンドウと呼ばれることもあり、グリーンピースがそれにあたります。また、近年ヘルシー食材としても注目を集めている豆苗は実はエンドウの若芽です。ご存知の方、少なかったのではないでしょうか。

サヤエンドウの日本での歴史は古く、日本に伝来したのは8世紀から10世紀と言われています。平安時代の辞書である和名抄にも野豆と記載があり、それがサヤエンドウと考えられています。その後、江戸時代頃に食用としての価値が見いだされ、人々に広く使われるようになりました。

原産地は中央アジアや中東、地中海の周辺国と言われています。世界的に見るとサヤエンドウは紀元前より存在していたと考えられており、あの有名なツタンカーメンの墓からも出土していたと言われています。13世紀のフランスで若いさやが食べられるようになり、これがグリーンピースの起源になったと言われています。

日本にグリーンピースが普及しだしたのは明治時代とされています。

 

サヤエンドウの栽培方法

 

それではサヤエンドウの栽培方法についても触れていきたいと思います。サヤエンドウの植え付けは11月頃に行われます。そして収穫が翌年の春になります。サヤエンドウは比較的育てやすい野菜として扱われています。また、かわいらしい花を咲かせますので鑑賞用として育てている方もいるようです。

サヤエンドウは植え付けのタイミングが重要です。早く植え付けてしまい、大きく育ちすぎてしまうと良いものに育ちません。適切な時期に種をまくことが大切です。

また、サヤエンドウは酸性の土壌に弱いので、pH値に注意が必要です。それに水はけがよい土壌が良いです。連作はできませんので同じマメ科の野菜は続けては植えることが出来ません。

 

保存方法と下処理

 

サヤエンドウの保存方法としては冷蔵庫の野菜室がおすすめです。しかし、乾燥に弱い為ポリ袋に入れての保存となります。おいしさが維持できるのは3日から4日ほどと言われています。食べきれないほどある場合は冷凍保存もできます。筋を切り、固めに茹でたらしっかりと水を切り冷凍してください。

下処理の方法は短めに加熱すると食感が落ちずに美味しく食べることが出来ます。煮物に使う際は火を止める直前のタイミングで入れてください。

 

サヤエンドウの栄養価

サヤエンドウ

サヤエンドウにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは白血球の働きを助けてくれます。それにより、ストレス予防、風邪予防、有害物質を取り除いてくれたりする効果が期待できます。

ビタミンB群の多さも特徴的です。こちらはエネルギー補給に最適な栄養素となります。特に成長期を迎えているお子様がいらっしゃる場合にはおすすめしたいです。ビタミンB2が不足してしまうと成長に悪影響を及ぼすそうですから。

その他にはベータカロテンも多く含まれます。ベータカロテンは抗酸化作用を持っていますので視力の維持や免疫力を高めてくれます。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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