ブログ西麻布店

時代祭

めっきり涼しくなってまいりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

題名の通り、時代祭についてお話したいと思いますが、今年は台風の接近など天候不良で行われませんでしたね・・・

平安遷都1100年を記念して1895年に始まって以来、関東大震災や戦時下での中止はあったそうですが、天候不良での中止は初めてだそうです。

 

時代祭とは

時代祭は京都で有名な祇園祭、5月にブログでお話した葵祭とともに京都三大祭りの一つとして知られ、国内はもとより海外からの参加者も多く、沿道には豊かな国際色が見受けられます。山国隊の奏する笛、太鼓の音色を先頭に約2000名・約2キロにわたる行列は順次、平安京の造営された延歴時代にさかのぼり、私たちの心に過ぎ去った京都の歴史をしのばせます。それは日本の歴史の縮図とも言えます。

 

明治28年に、桓武天皇を祭神として平安神宮が造営され、10月22日より10月24日にわたって紀念祭が盛大に挙行されました。

そのとき、平安神宮の大祭及び建造物・神苑保存のため、広く市民によって組織された平安講社(各学区ごとに編成される「組」を単位にして構成されている)によって紀念祭の終わった翌日の10月25日に、延歴から明治に至る千余年の文物風俗を模した行列でもって時代風俗行列が行われました。そして翌29年からは、毎年遷都の日にあたる10月22日になり、今日に至っています。

 

祭儀は10月15日の参役宣状授与祭、21日の前日祭、22日の神幸祭、行在所祭、還幸祭、23日の後日際ですが、そのメイン・イベントはもちろん22日の時代風俗行列です。

当初の6行列が大正10年8行列、さらに昭和7年には10行列となって内容も充実しましたが、昭和19年から中止し、同25年新たに時代婦人列を加えて再興され、いっそう豪華な一大ページェントとなりました。

当日は午前7時に神宮で神幸祭が行われ、ついで神幸の御鳳輦が9時に出発して京都御所にいたり、同10時30分に御苑建礼門前で行在所祭を執行の後参集の時代行列と合して12時に建礼門前を出発、午後3時頃神宮に還幸され還幸祭が行われます。

 

時代祭の行列の順序

行列の順序は新しい時代の明治維新から順次古い時代に遡って延歴時代に至り、最後に御鳳輦の神幸列、及び弓箭組列の順で編成されています。

 

・維新勤王隊列

維新に際して、幕臣が東北地方で反乱したとき、丹波北桑田郡山国村の有志が山国隊を組織して官軍に加勢しました。

 

・維新志士列

桂小五郎、西郷吉之助、坂本龍馬、中岡慎太郎、高杉晋作等,幕末の知識階級の武士で、明治維新はこの人たちの働きによって基礎が築かれました。

 

・徳川城使上洛列

徳川幕府は大礼、年始等の際には必ず城使を上洛させ、皇室に対して礼を厚くしました。

 

・江戸時代婦人列

和宮をはじめ蓮月、中村内蔵助妻、玉蘭、お梶、吉野太夫、出雲阿国がつづきます。

 

・豊公参朝列

豊公の参朝のうち慶長元年五月秀頼初参内、同2年9月元服の時などは最も盛んであったと伝えられます。

 

・織田公上洛列

応仁乱後、京都は衰退その極に達していましたが、永禄11年織田信長はお召しに応じて兵を率いて上洛し、その復興につくしました。

 

・室町幕府執政列

武家風俗を中心とするもので、足利将軍を中心とした当時の武士の軽武装姿を表現している。

 

・室町洛中風俗列

十六世紀、室町時代後半に経済力を蓄積した京の町衆によって盛んに催された風流踊りを再現したもの。

 

・楠公上洛列

元弘3年、後醍醐天皇が隠岐から還幸された祭、楠木正成は一族郎党を率いて鳳輦を兵庫に迎え、先駆として上洛しました。

 

・中世婦人列

大原女、桂女、淀君、藤原為家の室、静御前。これらの行列が、それぞれ特徴のあるこの時代の風俗を示しています。

 

・城南やぶさめ列

承久3年、後鳥羽天皇は朝威回復をはかられ、城南離宮での流鏑馬に託して近畿十余国の武士を召されました。

 

・藤原公卿参朝列

平安中期以後、藤原氏の盛時における文武両様の姿をあらわしたもの。これは夏の様式で文様、形式等いずれも当代のものによっています。

 

・平安時代婦人列

巴御前、横笛、常盤御前、清少納言と紫式部、紀貫之の娘、小野小町、和気広虫。

 

・延歴武官行進列

本列に大将に当たる者は征夷大将軍坂上田村麻呂を擬したもの。

 

・延歴文官参朝列

織物の垂りなどをつけた傘と棒ふりばやしが巡行する古い鉾の形態である傘鉾の一つで、応仁の乱以前に起源をもち、傘の上には御幣と若松を飾る。

 

・神饌講社列

 

・前列

 

・神幸列

 

・白川女献花列

 

・弓箭組列

 

という感じになっております。

 

今年は中止になってしまいましたが、来年はご覧になってその後は京都の姉妹店瓢斗の御食事で京都を感じてみてはいかがでしょうか?

勿論、瓢喜西麻布店でも皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

 

瓢喜 西麻布店 料理長 小川隆太郎

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