ブログ西麻布店

2019.11.27

寒鰤(ブリ)について

皆さんこんにちは。本日は冬に旬を迎えて脂がたっぷりとのってくる「鰤」についてお話させて頂きます。

造り、焼き物、煮物など様々な調理法に向き、軽く湯通しした「鰤しゃぶ」なども人気です!
標準和名「ブリ」については、江戸時代の本草学者である貝原益軒が「脂多き魚なり、脂の上を略する」と語っており、
「アブラ」が「ブラ」へ、さらに転訛し「ブリ」となった説があり、

太っている人を「ブリブリに太っている」と例えるのは、脂がのってポッテリした旬の鰤から来ています。

縁起のいい「出世魚」とも呼ばれ、成長するにつれて名前が変わっていくのが特徴です。
関東では、「モジャコ」「ワカシ」「イナダ」「ワラサ」「ブリ」と呼ばれていまが、関西や北陸などといった他の地域では、呼び方はそれぞれ異なるようです。

九州から北海道へ北上する習性があり、餌に恵まれた場所で丸々太ると、産卵のために南下し始めます。
特に、日本海沿岸で水揚げされる鰤は「寒ブリ」と呼ばれ、富山県の「氷見ブリ」、新潟県の「佐渡ぶり」などは有名で味がいいとブランドかしています。

ブリの脂には不飽和脂肪酸のEPAとDHA。これらは血中コレステロール値を下げて生活習慣病を防いだり、
脳細胞を活性化させたり様々なはたらきが期待でき、身体にうれしい栄養素がたっぷりです。不飽和脂肪酸は酸化しやすいのが難点ですが、酸化を防ぐビタミンEも豊富に含まれています。

魚介類の中でもビタミンとミネラルが豊富な食材で、糖質の代謝を促すビタミンB群やカルシウムの吸収を促すビタミンDが多く含まれコレステロールを抑え、肝臓のはたらきを助けるタウリンとアルコールの分解を助け、二日酔いを起こす成分のアセトアルデヒドの代謝にかかわるナイアシンも豊富なので「お酒のおつまみにはピッタリ!」の食材です。

12月の師走に脂がのって食べごろになる「魚」+「師」で鰤!
お酒を飲む機会も増えてくる時期でもあります。

瓢喜では、冬限定プランで「鰤と京都ぽーくの食べ比べ出汁しゃぶコース」をご用意しておりますので、
是非とも皆様にお召し上がりいただきたく思います。

瓢喜 西麻布店
店長 井上

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