ブログ西麻布店
実はおいしい深海魚
暦の上では春となりましたが、本格的な春の訪れにはまだ至っていません。寒さがまだ残る今日この頃ですが、おいしい料理をお召し上がりになり寒さを乗り切っていきたいものです。さて、本日は深海魚についてお話しさせていただきます。深海魚と聞いて皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?見た目が悪くとても食べる事はできないと思っている方が多いかと思います。確かに見た目は良くないかもしれませんが、美味しい魚も多く存在します。それでは見ていきましょう。
深海魚とは
深海魚とはその名の通り、深海と言う過酷な環境下で生活している魚のことを言います。深海魚は見た目がグロテスクなものや、特徴的なものが多くいます。しかしそれは無駄にそのように変化したわけではなく、過酷な環境で生き延びるために進化していったものと言えます。深海魚はその特徴的な見た目とは裏腹においしい魚として知られている種類が多くいます。
美味しい深海魚
美味しい深海魚として皆様に知れ渡っているものは少ないかもしれませんが、アンコウはご存じではないでしょうか。
アンコウこそ深海魚の特徴でもあるグロテスクな姿をしています。しかし、このアンコウは非常においしい魚として扱われてきました。江戸時代のころから珍味として扱われてきた食材です。食材として非常に歴史の深い深海魚です。アンコウは太平洋や北極海、大西洋など様々な海の深海部に生息しています。大体水深が30メートルから500メートルの海底で生活していると言われています。
大きさは、体長が2メートル、重さが60キロほどにまで成長する場合もあるようです。
アンコウの特徴は捨てる部分がないほどどの部位でも調理して食べることが出来ます。肉のほかに、胃、肝、卵巣、エラ、ヒレなども食材として調理され、提供されています。それぞれが異なる食感、味を持っているため一度でアンコウを味わいきるのは難しいかと思います。
アンコウの身は非常に淡白かつヘルシーなものです。あん肝は特に栄養が多く含まれており、ビタミンA・ビタミンB12・ビタミンD・DHA・EPAなど栄養素が含まれています。
あん肝のほかに食べ方としてはアンコウ鍋が最も有名ではないでしょうか。
続いては銀鱈をご紹介していきます。銀鱈はご飯によく合うお馴染みの魚ですよね。深海魚と言うイメージはないかもしれませんが実は水深300メートルから2000メートルもの深海で生活しているそうですね。生まれたての稚魚は比較的浅い水深で成長していきます。大きくなるにつれて、深海へと移り住んでいくようです。
銀鱈の身は脂が豊富に含まれています。塩焼きや煮つけ、粕漬けにしてご飯と一緒に食べると格別においしいです。
最後はアマダイです。アマダイは水深が300メートルほどの海に生活しています。比較的浅い水深を好むようです。体調はそれほど大きくはありません。大きいもので60センチほどが限度のようですね。アマダイは高級食材として認識されています。特徴として、身は脂身が少なく非常に淡白な味をしています。少し水っぽさがあり、身が柔らかいところが残念な点です。
干物などにして調理されることが多いです。水分を飛ばすことにより美味しさが引き出されます。
今回は深海魚についてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか。見た目とは裏腹においしい魚が多いことをご理解いただけたでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。