ブログ西麻布店
2020.3.4
お多福豆について
皆様こんにちは、瓢喜西麻布店長の岩田です。
本日は、縁起物•お多福豆をご紹介致します。
おせち料理や、真鯛姿焼の前盛りにも使われる縁起物、お多福豆。
そもそも、お多福豆は何豆かご存知でしょうか?
実はお多福とは、大きなそら豆なんです。なぜ、お多福と呼ばれる様になったかというと、
そら豆の中で特に大きく、おたふくの面のようにふっくらしているからだそうです。
確かにそら豆の形自体はおたふくのお面に似ていますよね!
又、おたふく豆以外にもそら豆には別名が多数あります。例えば、一寸豆。
こちらは豆の大きさが一寸(約3センチメートル)ということでこの名前がつきました。
他にも四月豆、五月豆、大和豆、唐豆、夏豆、がん豆など色々な別名があります。
お料理と致しましては、私もおせち料理を作る際に大変苦労した思い出があります。
前日から豆を戻し、弱火でじっくり豆を踊らせない様に下茹でし、煮こぼします。
煮こぼす際にも急激に冷ますと皮が破けるので、水道水を細く2時間位かけて冷まします。
これを何度か繰り返してから、鉄鍋や古釘を入れ黒く煮あげます。そんな苦労もお客様から、お褒めのお言葉を頂くと大変嬉しく思い、やりがいを感じます。
昨今、家庭で豆を煮る事も少なくなりましたが、
皆様も是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
瓢喜西麻布店
店長 岩田