「卯の花寿司」の魅力

皆さんこんにちは。瓢喜西麻布 店長の井上です。
本日は「卯の花寿司」についてお話させて頂きたいと思います。

卯の花とは？

「卯の花」とは、豆腐を作る際にできる副産物で、大豆の汁を絞って出来た物が豆乳で、搾りかすが、おからです。豆乳はそのまま豆腐などになりますが、おからは産業廃棄物として処理されるか、豆腐店やスーパーなどではおからとして販売されています。

食物繊維が豊富で栄養価も高く、カロリーが低くダイエットや健康のために食事に取り入れていきたい食品でもあります。「卯の花」という名前は調理後の出来上がっている料理のことを指すときに使われることが多く「卯の花」の呼び名は、ウツギという植物が由来とされており、初夏に咲くウツギの花は、卯の花と呼ばれ。卯の花は小さくて真っ白で、白いおからの姿がそれに似ていることから、卯の花と呼ぶようになったとされています。

卯の花寿司の作られ方

「卯の花寿司」は、おからを寿司飯の代わりに砂糖や塩、酢などをくわえたおからを用いて作る寿司で、寿司の具材としては、青魚と言われるコハダやサバ、アジ、イワシ、サンマ、ハタハタなどが用いられ、握り寿司のように作るものや、押し寿司のように作るものがあります。広島県や岡山県といった瀬戸内地方の郷土料理です。

東京では戦後の食糧不足の時期に代用食として紹介されたこともありますが、あまりご存じの方は少ないかもしれませんが、卯の花寿司というのは、日本各地に多くある様で、郷土料理として見直されるべきものだと個人的に思います。

「卯の花」おからは、豆乳ばかり注目されて少し影の薄い存在ですが、美味しい食材で健康にもとても良く何といってもお買い求めし易いですね！皆さんも機会がありましたら是非お試しください。

瓢喜西麻布店では、しゃぶしゃぶ（出汁しゃぶ）・すき焼きをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがり下さい。皆様のご来店心よりお待ちしております。