ブログ西麻布店

2020.10.23

重箱

段々重ねになっている重箱は日本の暮らしの中で長きに渡り親しまれてきた物の一つです。そもそも重箱はいつの時代からあった物なのかご存知でしょうか?
本日は「重箱」についてお話しをさせていただきたいと思います。

重箱について

重箱について
ハレの日の料理を入れる箱でお馴染みの重箱。重箱には様々な形状がありますが、四季を表す四重が正式な形状とされています。また四角が一般的な形となっていますが中には丸型や六角型・八角形の物もあり、木製や合成樹脂など材質も様々な物があります。
近年では核家族化などの影響もあり三段重が主流となっていますが、重箱に詰める料理や食材には意味があり詰める基本としては一段目に祝い肴を中心に詰め、二段目に酢の物や焼き物、三段目に煮物となっています。
本来の四重の場合では四段目に酢の物など他に香りを移してはならない料理を詰めることが多いのですが、地域や家庭によって省略されるなど様々なようです。

重箱の起源

重箱の起源
重箱の起源には様々な諸説がありますが、室町時代の文献に”重箱”の記述があることからその歴史はかなり古いと考えられており、おせち料理を重箱に入れるようになったのは江戸時代もしくは明治時代頃だと言われています。
一説によると宮中行事の一つであった節句に食べ物を供えるという儀式から少しづつ変わり一般家庭へ普及していったのがおせち料理の原点だったとされています。
そんな重箱には”おめでたいことが重なるように”という願いが込められハレの日の料理に用いられていますが、持ち運びが可能なことや沢山の料理をコンパクトに入れることができるという利便性があり、また重箱に盛り付けることでハレの日らしさを演出し和食の美しさを感じさせることができるアイテムとして古くから親しまれてきたのではないかと考えられています。

最近では新素材などによるお弁当箱の普及により重箱を見る機会が少なくなってきていますが、是非重箱を用いて彩り豊かなおせち料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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