ブログ西麻布店

2018.9.12

無花果について

暦の上では立秋ですがまだまだ厳しい暑さがつ続いておりますね。皆様おかわりございませんでしょうか。

本日は、無花果(イチジク)についてお話しさせていただきたいと思います。無花果と言えば栄養価の高い食べ物として有名ですよね。特に生産の盛んな国はエジプトやトルコ、イランなどが挙げられます。それでは、無花果の特徴や栽培方法などについて詳しくお話させていただきたいと思います。

 

無花果の特徴

無花果

 

無花果はクワ科イチジク属の落葉高木に属しています。アラビア南部地方が原産と言われており、地方では不老長寿の食べ物として大切に扱われています。日本には江戸時代ごろに伝来し大正時代に入ってから広く普及していきました。

無花果は肥大した花房を食べます。果実に見えますが正確には果実ではないようですね。無花果と言う漢字の通り、花がなくても実るように見えることからこの漢字が使われていると言われています。ほとんどの種類が秋に熟すと色が紫色になります。下から順に収穫しますが食用として利用されている部位は小果と花托と言われているものになります。この部分が甘みを持っています。

 

無花果の栽培と特産地

 

無花果は高温多湿を好みます。その反面寒さや乾燥には弱い傾向があります。栽培方法としては庭や畑で挿し木繁殖をさせます。根は浅く張るようです。

夏などの乾燥する時期には潅水を行い、水分を行き届かせなければなりません。世界的な特産地として挙げられるのがイラン、トルコ、エジプトです。その他にはブラジルやアメリカも生産量は上位に入ってきています。上位の国になるほど乾燥無花果の生産量も多くなってきます。特にトルコとイラン産のものは評価が高いようですね。日本も上位にランクインしているようです。

日本国内においては無花果は特産果実として統計されています。これは主要果実に比べると重要視されていないものになります。しかし、日本の気候は高温多湿ですから無花果の栽培には向いています。その理由もあってか1960年代より休耕田や耕作放棄地の活用や他の作物からの転作が増えたため生産量が格段に増えたそうです。一部の主要果樹の生産量を上回っているとも言われています。

また、日本でも特に高温多湿な気候である西日本に産地が集まっています。愛知県や関西地方が主な生産地として挙げられますね。

 

無花果の栄養

無花果サラダ

 

それでは、無花果の栄養価についても触れてみたいと思います。一般的にはあまり知られていない無花果の素晴らしい効能をご紹介していきます。イチジクにはペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。これは朝の動きを良くし便秘に効果が期待できます。またミネラルもバランスよく含まれています。ミネラルは摂取することにより血液や骨のもとなります。

それに加えフィシンと呼ばれる酵素が含まれています。ご飯を食べた後に摂取することで消化が促されます。また、お酒を飲んだ後に摂取すれば二日酔い対策にも効果があると言われています。

 

今回、 イチジクについてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

意外に栄養価が高いことや、二日酔い対策、便秘対策に効果があることを お分かりいただけたでしょうか。また、おいしいイチジクを見分けるにもコツがあります。見た目が丸みを帯びていて、付け根の部分まで色が付いているものがおいしいとされています。お尻の部分に裂け目が出てくると完熟している状態と思っていいでしょう。イチジクは日持ちがしないため痛みやすいです。買ってきたら日にちをおかずに早めにお召し上がりください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

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