ブログ西麻布店

2017.8.18

渓流の王様、イワナ

 

連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様熱中症には十分ご注意くださいませ。

さて、本日はイワナについてお話させていただきたいと思います。イワナはヤマメと並び淡水魚の中でもなじみの深い魚です。塩焼きで食べるととても美味しいですよね。それでは、イワナについて詳しく触れていきましょう。

 

イワナの生態

イワナ

イワナは肉食性の魚です。水辺に棲んでいる昆虫、小魚、動物性プランクトン、昆虫、水底にいる小さな動物などを捕食しています。イワナの産卵期は10月から1月の寒い時期で、河川の本流につながっている流れが穏やかな支流で産卵します。生後2年が経ち、体長が18センチから22センチほどになると繁殖行動が盛んになります。卵は50日ほどたつと孵化します。イワナの寿命は6年ほどと言われています。

真冬の時期のイワナは体が黒くなります。釣り人の間ではこの黒ずみをさびと呼んでいるようです。春になり、水温が上がるにつれてこのさびは消えていくそうですね。

日本に生息しているイワナのほとんどが淡水域で一生を過ごします。イワナは多くの種類が食用として利用されます。渓流釣りではイワナを本命にしてやってくる人が多いほど人気の魚です。世界中でイワナは30種類ほど存在しているそうですがその多くはスポーツフィッシングの対象として愛されています。

日本に生息しているイワナはそれぞれの地域や河川、環境によって姿かたちに違いがあります。イワナの別種にはアメマス、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギなどがありそれぞれが異なる形や特徴を持っています。

ヤマメに比べてイワナは冷たい水を好みます。どちらも上流に生息している魚ですがイワナの方がより上流に生息域を持っています。

 

食材としての利用と栄養

イワナ

イワナの旬は5月から6月の暑い時期と言われています。主に唐揚げや塩焼きにして食べることが多いです。ヤマメと同様淡水魚では非常においしい魚ですよね。焼いたイワナに熱燗の日本酒を注いだものを骨酒と呼んでいます。

イワナの栄養価ですが、ビタミン類が豊富のようです。まず、ビタミンB1は糖質の代謝を活発にさせ、必要なエネルギーを生み出します。それにより疲労回復効果が期待できます。ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能を維持してくれたり成長するためにも必要な栄養素です。さらに、細胞の新陳代謝も期待できるので体調を整えてくれるでしょう。

ナイアシンとビタミンB6は脳神経を正常に働かせてくれる効果があり、こちらも皮膚や粘膜に良い効果を与えてくれます。動脈硬化の予防やストレス軽減の効果が期待できるパントテン酸、貧血予防や赤血球を生成するために必要な葉酸やビタミンB12も多く含まれています。さらにはビタミンCビタミンEも含まれています。これらは抗酸化ビタミンですから活性酸素の発生を抑えてくれます。それにより動脈硬化、血管の老化を防いでくれたり、免疫力の向上につながります。

その他の成分としてはカリウムやリン、マグネシウムの含有量が多いです。これらは骨や歯を作ったり丈夫にする働きがあります。カリウムも含まれていますので、利尿作用や疲労回復、高血圧対策にも効果的と言えます。

この他にも質のよいたんぱく質やレチノールが含まれます。

 

本日はイワナについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。釣っても良し、食べても良しのイワナをぜひお召し上がりになっていただきたいものです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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