ブログ西麻布店

2017.12.1

アマゴという魚

落ち葉が風に舞う季節となりました。銀杏の木も美しい黄色に染まっています。

さて本日は、アマゴについてお話させていただきたいと思います。アマゴはヤマメとよく似た魚です。一般的に馴染みは深くはないかもしれません。しかしヤマメやイワナと同様塩焼きなどにして食べられることが多いです。

それではアマゴの特徴や料理について触れていきます。

 

アマゴとは

アマゴ

 

アマゴはサツキマスが河川に残ったものです。30 CM ほどの大きさになるとパーマークというものが薄れていってしまいます。すると、降海型との見分けがつかなくなってしまうそうです。この時の判別方法は海と淡水を行き来する時に必要な細胞の数で見分けるしかなくなるそうですね。

アマゴのオスは成長し大きくなると鮭のように両顎が伸びて曲がっていきます。天然での生息域は神奈川県より西側の太平洋沿岸、または四国九州の瀬戸内海につながっている河川の一部とされています。

現在は防波堤や河川構造物など障害物や森林伐採などの環境悪化の影響を受け生息数が激減してしまっているそうです。

ヤマメと非常によく似た魚です。見分ける方法は横から背中にかけて赤い点が散在している点です。体長も同じく35 CM から50 CM ほどに成長しますがサクラマスよりは小さいです。

アマゴの産卵は9月から11月にかけて行われています。そして、12月から1月に孵化し河川型のものは水辺の昆虫やプランクトンなどを餌として成長していきます。海洋型の方はサクラマスのようにいかなごやイワシなどの小さめの魚やプランクトンを捕食し成長していきます。

 

アマゴの栄養

 

アマゴの栄養面についても触れていきます。アマゴはイワナやヤマメと栄養面ではそれほど違いはありません。比較してもビタミン B 1と  B 2が多少多い程度です。細胞内の酵素反応を調節する働きがあるカリウムも多く含まれています。カリウムにより細胞が正常に活動する効果が期待できます。

またナトリウムの吸収を抑えてくれるため、高血圧を予防する効果もあるようです。

 

アマゴを使った料理

アマゴ塩焼き

 

アマゴを使った料理で最も有名なものはやはり塩焼きではないでしょうか。アマゴの塩焼きはまつ内臓をきれいに取りよく洗います。その後キッチンペーパーなどで水気を取り塩をふりかけます。弱火で両面をじっくり焼いてください。この時ヒレと尻尾に塩を多めに振るのがコツです。

おすすめの焼き方は卓上用の電気コンロでじっくり焼きながら食べる方法です。とても身が柔らかいのでじっくり焼いて身の水分を飛ばしましょう。そうすればアマゴの旨味が際立つはずです。

 

続いては甘露煮をご紹介します。まず内臓を取り除きます。きれいに洗ったら塩で揉みぬめりを取りましょう。その後、アマゴを焦げ目がうっすらつく程度焼きます。そして圧力鍋を使い水、酒、みりん、醤油、砂糖、生姜などの調味料を入れ煮込みます。煮だってきたら卵を入れ落し蓋をしましょう。

圧力がかかるまでは強火を使い、圧力がかかった後は弱火で10分ほど煮込んで完成です。

 

また、お寿司にするのもオススメの一つです。まずお寿司のシャリを作ります。 固めに炊いたシャリに寿司酢を混ぜ冷やしましょう。アマゴの方は三枚におろして皮をむき、一口サイズに切っておきます。大葉とアマゴを一緒に握るとさっぱりして美味しいと思います。

 

本日はアマゴについてお話しさせていただきましたがいかがだったでしょうか。なかなか食べる機会のない魚かと思いますが一度お召し上がりになってみても良い食材かと思います。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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