ブログ西麻布店

2017.8.18

ご存知でしょうか、ドジョウの素晴らしい栄養価

 

残暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目ですので体調を崩されないようにご自愛ください。

さて、本日はドジョウについてお話させていただきたいと思います。皆様ドジョウにはどういったイメージをお持ちでしょうか。見た目は魚程よくはありませんがれっきとしたおすすめ食材です。歴史も古く、栄養価も高いのでお勧めしたい食材です。

 

ドジョウの生態と文化

ドジョウ

まず初めにドジョウの生態についてお話させていただきたいと思います。ドジョウはコイ目ドジョウ科に分類される淡水魚です。主な生息地は日本の栄や部にある沼や湿地、水田などでほぼ全国的に生息しています。日本以外でも中国や台湾、朝鮮半島にも生息しており、これらの地域においては食用としての価値が高く養殖も盛んにおこなわれているそうですね。

ドジョウは雑食性で様々な餌を食べます。主な餌はユスリカの幼魚を捕食して食べているそうですね。

ドジョウの外見の特徴は何といってもあの細長い体が目立ちますよね。全長は15センチから10センチほどにまで成長します。口ひげがあり、上が3本ずつで下が2本ずつ生えています。このひげは味蕾と呼ばれるものがあり、これを使うことでえさを探しているそうです。

呼吸方法はエラ呼吸のほか、水中の酸素濃度が低下してくると水面にまで浮上し、空気を吸います。

体の色はほとんどが茶色をしており、背中に斑紋を持っているものがほとんどです。稀に、オレンジ色をしたドジョウが見つかることがあります。このドジョウを緋ドジョウと呼んでいます。こちらを人工的に養殖し、食用ではなく鑑賞用として流通しているそうです。

ドジョウを飼育する際には水槽内の水草をひっくり返されることが多々あります。これはドジョウが危険を感じた時や水温の状況に反応し、水底の砂に潜る性質によるものです。また、ドジョウはぬめりが強いので水槽が汚れやすいと言われています。

 

ドジョウは昔から水田や湿地に多く生息していました。そしてその周辺の農村地帯では食用として重宝されてきました。江戸時代から戦前にかけて、東京の近郊の水田でも大量にとれたそうです。今でも東京の北東部では郷土料理として親しまれています。

また、泥鰌と言えばドジョウ掬いをもい浮かべる方もいるのではないでしょうか。ドジョウ掬いは素遺伝でドジョウをすくう姿を面白おかしく表現したもので、一昔前では宴会芸の定番として親しまれました。

 

食材としての特徴と栄養価

ドジョウ鍋

ドジョウが日常的な料理として親しまれていたのは江戸時代にまでさかのぼります。

柳川鍋をご存知でしょうか。作り方としては、大きめのドジョウは頭を取り除き、開いて内臓を取ります。小さめのものはそのまま鍋に入れ、ネギとゴボウと割下で煮込み、最後に卵でとじます。また、卵でとじない鍋を泥鰌鍋と呼ぶこともあります。

東京周辺で好まれて食べられることが多く、他にも天ぷらや唐揚げなどにして調理されます。

栄養価も多く、ウナギ一匹とドジョウ一匹は同じ栄養価を持つと言われています。そのうえ鰻より脂質が9分の1も少なくとてもヘルシーな食材と言えます。ミネラルやたんぱく質、ビタミンがバランスよく含まれているためダイエット中の方にもお勧めしたい食材です。

鉄分やカルシウムも多く含まれています。鉄分に関してはウナギの11倍、カルシウムは9倍も含まれています。どちらも魚介類の中でトップクラスの数値を誇っています。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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