ブログ西麻布店

2019.2.9

お節料理には欠かせない三つ肴

師走、何かと気ぜわしいこの頃となりましたが、皆様におかれましたはご健勝のことと存じます。本日は、三つ肴についてお話させていただきたいと思います。
三つ肴はお節料理に欠かすことのできない物です。関東では黒豆、数の子、ごまめのこと、関西では、黒豆、数の子、たたきごぼうのことを言います。
では、それぞれの特徴と違いをご紹介していきたいと思います。

 

黒豆

黒豆

黒豆はお節料理には欠かすことのできない定番料理ですよね。魔よけに効果があるとされている黒い料理ですし、日焼けして真っ黒になるほどに豆に暮らせるようにとの意味が込められています。黒豆は関西風が丸く、ふっくらと煮るという特徴があります。反対に関東風はしわが出来るほどよく煮ます。これはしわしわになるまで元気に働けるようにとの願いを込めているそうです。
黒豆の効能についても触れていきます。黒豆を食べることにより期待できる効能は様々あります。一つ目は、基礎代謝のアップです。ダイエットなどをしている方はカロリーの低めのものを食べているのではないでしょうか。そんな方は黒豆を食べましょう。黒豆には大豆ペプチドが含まれており、その効果により基礎代謝が上がります。
二つ目は、健康効果が多いことです。血液がさらさらになったり、コレステロールの低下、眼精疲労の回復や便秘も改善されると言われています。

 

数の子

 

ニシンの卵のことを数の子と言います。鰊は非常に卵の数が多いです。それに肖り、子孫が繁栄するようにとの願いを込めて食べられます。
数の子は鉄分や亜鉛などが多く含まれています。中でもビタミンEが多く含まれています。過酸化脂質という有害な成分の発生を抑え、細胞の老化を防いでくれる働きがあります。血流が改善されることで動脈硬化の予防など、とても体にいい影響を与えてくれる食べ物と言えます。

 

ごまめ

 

 

ごまめとはカタクチイワシの佃煮の事です。作り方はカタクチイワシを粗刷りにし、醤油やみりん、砂糖を混ぜ合わせて煮詰めて作ります。
ごまめは栄養価が高い食べ物で、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。特に疲労回復に役立つビタミンB1は豊富です。ナイアシンやパントテン酸カルシウムやマグネシウムなどの多くの栄養素が含まれています。疲労回復や利尿作用のあるカリウムが含まれている点も良いですね。

 

たたきごぼう

ごぼう

たたきごぼうがお節料理に入れられる理由は多くありますが、その一つに豊作の願いを込めていると言われています。ゴボウが豊作の象徴である黒い瑞鳥に似ていることから由来しているそうです。ちなみに瑞鳥とはツルなど縁起の良い鳥のことを指しています。
また、ゴボウは根が長くしっかりとしています。ですから、家や農家の仕事がゴボウのようにしっかりと根付いて安定してほしいとの願いも込められています。
たたきごぼうの作り方ですが、まずゴボウを下茹でします。そして棒で叩いて叩いて叩き続けます。最後に味付けをして完成です。その名前の通り調理工程に叩くという工程が入ります。ゴボウを叩くことにより固い繊維がほぐれ、柔らかくなる効果があります。この工程を経ておいしいたたきごぼうが作られていくのです。

今回は三つ肴についてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか?どれも正月を彩るお節料理に欠かすことのできないものです。また、栄養面はもちろんの事、その料理ごとに込められた願いや思いを感じ取りながら召し上がっていただければいつもとは一味違うお節料理になるのではないでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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