ブログ京橋店
たいら貝の美味しい季節について
みなさま、「たいら貝」をご存知でしょうか?たいら貝とは、大きな貝殻を持つ二枚貝で甘みと旨味があり歯応えがある食感が特徴です。
本日は「たいら貝」についてお話しをさせていただきたいと思います。
たいら貝
「たいら貝」とはハボウキガイ科に属する貝で、長さが30㎝ほどの大きな貝殻を持ち、見た目はムール貝と似ています。国内では主に房総半島の南で漁獲されますが、漁獲量が減少していることからスーパーや市場で見かけることが少ない希少な貝なのです。
一般的には”たいら貝”と呼ばれていますが、地方によっては呼び方が異なり”タイラギ”やタチガイ”と呼ぶこともあります。市場では”タイラギ”と呼ばれることの方が多いとも言われています。
また、貝殻に突起があるものや、貝殻がツルツルしているものなどがあり、ケンタイラギ・リシケタイラギ・ズベタイラギと呼ぶなど、呼び方は様々です。
たいら貝は年間を通して流通していますが、比較的に多く出回る季節は春頃(3月〜4月)です。国内で出荷量が最も多い地域は愛知県で、全体の90%以上を占めています。旬の時期は冬〜春にかけてなのですが、地域によって多少異なっています。
また輸入ものは冷凍されて年中流通されていますが、美味しく味わうには国産の旬のものが良いでしょう。
たいら貝の味わい方
たいら貝には甘みと旨味があり、程よい歯応えがあるのが特徴です。身は殻の尖った側から小柱・貝柱・周りにはヒモがあり、生で寿司や刺身で食べるのが定番となっています。
また炙ることによってより甘みが増すため、表面に火を通したりバター焼きや天ぷらといった食べ方もお勧めです。
たいら貝は中華料理にもよく用いられる食材で、炒め物や蒸し料理にして味わいます。
九州地方ではヒモの部分を調理して食べたり、貝柱を味醂粕漬けにするなど郷土料理としても親しまれています。
希少な貝なのでお目にかかる機会は少ないのですが寿司店や高級レストランなどでは取り扱いがあることも多いので、ご機会があれば是非味わってみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。