ブログ京橋店
牡蠣の旬を楽しみましょう
牡蠣は、新鮮なものであればそのまま生でいただくことができる他にも、カキフライといった揚げ物やシチューやグラタンなど、様々なお料理に用いることができる優秀な食材ですよね。
本日は、牡蠣についてお話させていただきたいと思います。
牡蠣の特徴
牡蠣は、主に炭酸塩鉱物の方解石からできている殻を持っているのが特徴です。
食用とされている「マガキ」や「イワガキ」などといった大型のものが有名ですが、食用とされていない中型から小型のものも多くあります。
どの種類の牡蠣も、岩や他の貝の殻などといった硬質の基盤に着生するのですが、付着するのは必ずしも岩だけでなく、小さな岩片や他の貝殻も利用されます。船底に着生してしまうため、船にとっては大敵となることも少なくないようです。
マガキは、干潮時になると水面上に出る場所に住むこともあります。マガキの体内には、たくさんのグリコーゲンが蓄えられているため、他の貝と異なり水がない環境でもなんと1週間程度生存することができるのだそうです。また、マガキは着生するとほとんど動かないため、筋肉が退化したことによって内臓がほとんどを占めているのです。
マガキの主な養殖方法としては、「海中にぶら下げる方法」と「ある程度育った貝を海底に撒く方法」という2つの方法があります。
古代ローマ時代には地蒔きによる方法で養殖が行われていましたが、現在の日本では海中にぶら下げる方法が主流となっています。
天然のイワガキは、岩盤やコンクリート製波消しブロックなどの人工構造物に付着していることも多く、それらの貝を漁獲することも可能です。
日本におけるカキの水揚げ量が多い地域を都道府県別に見ると、広島県が最も多く、宮城県、岡山県、兵庫県、岩手県、三重県、北海道、石川県、福岡県、長崎県、香川県、新潟県、愛媛県、京都府と続きます。ちなみに、カキの輸入量のほとんどは、韓国産のものが占めています。
食材としての利用
牡蠣の食用としての歴史は長く、古くから世界中で食され、人類が親しんできた食材の一つです。
牡蠣には、グリコーゲンの他にもタンパク質やカルシウム、亜鉛などのミネラル類などといった、さまざまな栄養素が多く含まれるため、「海のミルク」とも呼ばれています。
牡蠣は、「カキフライ」のような揚げものや、鍋物の具材にして用いても美味しく食べることができます。新鮮なものであれば、網焼きや生で食すのも人気の食べ方ですよね。
みなさんご存知の通り、カキの殻の表面はギザギザと薄いものが重なっているため、生食する際には手を傷つけないために軍手を使用しましょう。網焼きや生食では、牡蠣の身の部分だけでなく、汁までも美味しくいただきましょう。「カキの身の部分にのみ栄養がある」と思われがちですが、殻の中の海水を含む汁にも、非常に多くの栄養素が含まれているのです。
いろんなお料理で楽しむことができる牡蠣は、栄養素も抜群ですので、ぜひ旬の牡蠣をみなさんも楽しまれてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。