ブログ京橋店

2018.9.10

茗荷(みょうが)の健康効果とは

茗荷(みょうが)は、独特な香りが特徴的な薬味として知られていますが、薬味の他にもさまざなまお料理として楽しむことができる食材です。

本日は、茗荷についてお話させていただきたいとおもいます。

 

茗荷(みょうが)の特徴

茗荷
茗荷(みょうが)は、温帯な地域である東アジアが原産です。
時々、日本の山野に自生していることもありますが、野生種がなく、5倍体であることなどから、アジア大陸から持ち込まれて栽培されてきたものだと考えられています。

多くの方がご存知の通り、茗荷の花穂や若芽の茎は食用としてスーパーなどでもよく売られています。
雌雄同株である茗荷は、花器にも雄蕊、雌蕊とも揃っている両性花が開花するのですが、5倍体であるため受精しても親と同じ数の染色体数になることはあまりありません。
繁殖は地下茎による栄養体繁殖が主体で、稀に夏~秋にかけて温度が高い時期に実を結ぶこともあります。

普段「花みょうが」または「みょうが」と呼ばれている部分が花穂で、その内部には開花する前の蕾が3〜12個ほどあります。この花みょうがは、晩夏から初秋にかけての時期に発生し、秋を告げる風味とされています。

ちなみに、地面から出てきて花穂が開く前のものは「みょうがの子」と呼ばれています。「みょうがの子」とは俳句では夏の季語の一つで、素麺の薬味などとしてもよく用いられていますよね。
その独特の香りが好まれていると同時に、特有の紅色が目でも楽しませてくれますよね。
薬味として使用される他にも、茗荷は天ぷらや酢の物、味噌汁の具などとしても用いられ、山椒やミツバとならび、果樹園や庭、屋敷林の木陰で薬味用として育てておく代表的な植物でもあるのです。

茗荷は、大陸からショウガとともに持ち込まれた際に、香りの強い方は「兄香(せのか)」、香りが弱い方は「妹香(めのか)」と呼ばれていました。その後に「ショウガ」、「ミョウガ」に転訛したとの説が有力なのだそうです。

 

茗荷の栄養

茗荷
ミョウガは、約95%が水分であるためビタミンやミネラルの含有量は少なく、栄養価自体はそれほど高くはありませんが、100gあたり12kcalと低カロリーな食材です。
みなさんご存知の通り、茗荷には芳香成分や辛味成分などの作用があるため、薬味として少し利用するだけでも健康維持に効果が期待できるのです。
ミョウガに含まれている芳香成分「α-ピネン」や辛味成分である「ミョウガジアール」などといった成分には、血流を促す作用があるとされているため、冷えの予防や改善に役立つとされています。さらに、ミョウガには「カンフェン」という抗炎症作用を持つ芳香成分も含まれていることから、神経痛やリウマチによる痛みの緩和にも効果的だと言われています。
そして、際立って多いわけではありませんが、茗荷には「カリウム」も含まれているため、むくみの緩和にも効果的だとされています。

名わき役の茗荷は、薬味としてはもちろん他にもいろんなお料理に取り入れて、その独特な風味を存分に味わってはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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