ブログ京橋店
絹豆腐・木綿豆腐の違いについて
絹豆腐・木綿豆腐の違いを、みなさまご存知でしょうか?食感などの違いはわかりますが、作り方や含まれている栄養素の違いは、なかなかわかりにくいものです。
本日は、「絹豆腐・木綿豆腐の違い」についてお話させていただきたいと思います。
絹豆腐・木綿豆腐の違い
絹豆腐と木綿豆腐、これらはいずれも豆乳を原料としていますが、作り方に大きな違いがあります。
絹豆腐は、木綿豆腐よりも濃い豆に凝固剤を加えて作られるものです。一方の木綿豆腐は、豆乳に一度凝固剤を加えて固めます。それを一度崩して水分をしぼり、再び固めたものが木綿豆腐なのです。
絹豆腐と木綿豆腐の違いは、含まれている栄養素にも見ることができます。
絹豆腐にはビタミンB群やカリウム多く含まれていて、その含有量は木綿豆腐よりも多いと言われています。木綿豆腐は、水分を絞る際にビタミンB群やカリウムなどの栄養素が流れ出てしまうからです。
しかし、木綿豆腐は水分を絞ることによって栄養素がギュッと凝縮されています。たしかに、絞る工程でビタミンB群やカリウムなどといった水溶性の栄養素は流れ出てしまいますが、たんぱく質やカルシウム、鉄分などの栄養素は絹豆腐よりも多く含まれているのです。
このように、原料は同じ豆乳でも含まれている栄養素に違いがあるので、積極的に摂りたい栄養素が多く含まれているかどうかを基準に選ぶのもいいですね。
絹豆腐・木綿豆腐が適しているお料理
きめが細かく、なめらかな食感を持つ絹豆腐は、定番の冷ややっこや豆腐サラダなど、その食感を活かしたお料理で召し上がるのがおすすめです。
一方の木綿豆腐は、しっかりとした濃厚な味わいが特徴です。崩れにくいので、焼く、煮る、炒めるなどといったさまざまな調理方法を用いることができます。そのまま召し上がるよりも、炒り豆腐や豆腐ハンバーグなどに用いることがおすすめです。
豆腐を固める凝固剤について
豆腐を作る際に欠かせない凝固剤とは「にがり」のことで、一時期はダイエット効果があるとテレビで紹介され話題になりました。
にがりを入れるとなぜ豆乳が固まるのかと言うと、にがりの主成分である塩化マグネシウムが豆乳んタンパク質に反応するからです。凝固剤の役割を果たせるものは、にがりの他にも存在しますが、あえてにがりを使う理由は、「大豆の甘みを引き出して美味しい豆腐が作るため」なのです。
絹豆腐と木綿豆腐に関しては、食感で好みが分かれることが多いですが、用いる調理方法や含まれている栄養素にも注目して頂けたら嬉しく思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。