ブログ京橋店
節分で食べられる意外なもの。
寒さがひとしお身にしみる頃となりました。皆様お変わりございませんでしょうか。
2月3日は節分ですね。節分とは本来、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを言います。しかし、一般的に2月3日だけが節分と言われるのはなぜでしょうか。それは室町時代に旧暦の新年と重なることの多い立春の前日だけに注目が集まったからです。春を迎える立春と言う日を昔の人々は新年を迎えるくらい重要な日と捉えていたそうですね。
それから節分と言えば豆まきです。福は内、鬼は外の掛け声で豆を撒きます。これにも理由があり、昔の年越しに当たる節分は悪い鬼が出てくると言われ、邪気の象徴でもある鬼に豆をぶつけて追い払うことで福を呼び込んでいたと言われています。
節分で食べる食べ物
節分の日によく食べられているものをご紹介していきたいと思います。福を呼び込むための縁起の良い食べ物ですから是非召し上がってみてくださいね。
恵方巻
節分で食べる食べ物でまず思い浮かぶのが恵方巻ではないでしょうか。恵方巻の歴史は大阪の商人が商売繁盛や厄払いを願って食べ始めたとされる説が有力です。恵方巻には食べ方や決まりごとがあることはご存知でしょうか?
一つ目の決まりごとはその年の恵方を向いて食べることです。2019年は東北東です。この方角は毎年変わるそうですね。そして他の方角を見てはいけません。恵方に集中してください!
二つ目の決まりごとは、包丁で切らずにそのまま食べることです。これは、縁を切ることなく、服を巻き込むようにという意味があるからだそうですね。
三つ目は、話をしないで無言で食べなければならないことです。つい家族でわいわい楽しく食べてしまいがちですが、食べ終わるまでは無言で、願い事の事だけに集中しましょう。
いわし
西日本でよくみられる風習なのですが、節分の時にいわしが食べられます。これは、いわしの匂いが鬼退治に効果的と言われており、柊の葉っぱにいわしの頭を刺し、玄関口に飾っておくことで鬼が寄り付かないとされているからです。いわしには独特な匂いにより体中の邪気が消え、魔よけの効果があると言われています。
福茶
節分の際には全国的に福茶と呼ばれるものが飲まれています。これは、昆布、梅、福豆で作られます。それぞれ意味があり、昆布はよろこぶの意味。梅は、めでたいという意味。福豆はまめまめしく良く働けるという意味を持っています。
福茶には一年間の健康、無病息災の願いが込められております。
そば
昔、節分は今でいう大晦日にあたっていました。年越しをする際には今でもそばを食べますよね。昔の人もそばを食べることにより願掛けをしていたようです。
そばに込められた意味は多くあり、一つ目は歯で切りやすい為、悪いことを断ち切るという意味があるそうです。また、細くて長い食べ物なので、長寿を願い食べられているそうです。そして、たくましくなりたいという意味も込められています。これは、栽培時の悪天候に強いそばの姿をみて考えられたそうですね。
落花生
こちらは東北や北海道でよく見られます。節分の時期の東北、北海道地方は真冬の真っ只中です。ですから、カロリーが高くて体が温まる落花生が食べられ始めたのではないかと言われています。豆まきに使っても殻をむいてからであれば食べるかとが出来るので、節分にはうってつけの食べ物ではないでしょうか。
今回は節分で食べられるものについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。自分が住んでいる土地以外の風習や、その食べ物に込められた願いが様々あって面白いですよね。ぜひ、他の地方の風習も取り入れてみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。