ブログ京橋店

2020.1.31

江戸野菜 東光寺大根について

江戸野菜のひとつである「東光寺大根」を、みなさまはご存知でしょうか?東光寺大根は、大根特有の辛みや苦みが多いため、煮物などのお料理にするよりも、漬け物にするのが向いている大根です。

本日は、江戸野菜・東光寺大根についてお話させていただきたいと思います。

東光寺大根とは

大根
江戸野菜の一つである東光寺大根は、冒頭でも触れたように苦味と辛味が多く含まれているので、煮物料理にはあまり向いていなく、ほとんどが漬け物に加工されて食べられています。

東光寺大根は病気に強い上に、土の中から抜きやすいスラっとした形をしているのが特徴的です。パリッとした歯触りの良い食感は、まさに漬け物にぴったりな大根だと言えるでしょう。

東京・日野市の伝統野菜だとされていますが、最近では漬け物の需要が減っているなどの背景もあり、日野市で東光寺大根を栽培している農家は激減しています。
現在はビニールハウスで漬け物への加工用に干されていますが、昔は稲刈りが終わった田んぼで干されていたのだそうです。

様々な江戸野菜について

江戸野菜
京都のブランド野菜である「京野菜」という言葉は耳にすることが多いかと思いますが、東京の「江戸野菜」はあまりなじみがないため、なかなかイメージしにくいのではと思います。

江戸東京野菜とは、昭和40年代ごろまで数世代にわたって都内で栽培されてきた野菜、もしくは、その当時の栽培方法によって生産されてきた野菜のことです。江戸野菜とされているものには、東光寺大根の他にも江戸川区周辺が発祥の「伝統小松菜」や、墨田区周辺が発祥の「寺島ナス」、新宿区周辺が発祥の「内藤かぼちゃ」などがあります。

江戸野菜は、栽培するために大変な手間暇がかかる上に、生産者も少ないため、京野菜よりも手に入りにくいものです。市場で多く出回っていないことから、スーパーなどで目にする機会もほとんどないかと思います。ぜひ、江戸東京野菜を召し上がる機会がありましたら、その味わいをじっくりと堪能してください。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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