ブログ京橋店
歴史深い「鹿児島黒豚」について
鹿児島黒豚は品種改良が繰り返され、自然の中で育った最高級の品質を持つ黒豚です。
その歴史は古く、およそ400年前に遡ると言われています。
本日は鹿児島県の逸品「鹿児島黒豚」についてお話しさせていただきます。
鹿児島黒豚のルーツについて
約400年前、薩摩國と言われていた時代に薩摩の豚と琉球の豚を品種改良されたのが始まりです。その後は長年に渡り飼育されていましたが、「黒豚」という名が知れるようになったのは、幕末期の頃です。
歴史上の人物で有名の西郷隆盛にも愛されていたそうです。
明治時代に入ると品種改良が本格的に始まり英国から導入したバークシャーと交配し、昭和20年頃には品質の良さや旨味が評判となり人気となりました。
その後も黒豚ブームとなり鹿児島で育った「鹿児島黒豚」という名が広く知れ渡り、今でも根強い人気があります。
ちなみに、「鹿児島黒豚」という名は1999年に商標登録されました。
バークシャーと交配し品種改良された黒豚は一部で「六白のバーク」と呼ばれ、毛は黒いがよくみると白い斑点模様があることからそう呼ばれているようです。
こだわった生産
「鹿児島黒豚」の特徴は、きめ細かい肉質・歯切れの良さ・弾力があり締まりがある・臭みやクセがない・絶妙な甘みがあるということ。
格別な旨味を持つ鹿児島黒豚ですが、その旨味には品種改良だけでなく与えている餌からこだわりがあり、飼料にはサツマイモ(甘しょとも呼ばれる)を混ぜより高品質な旨味を引き出しているのです。
また、飼料にサツマイモを混ぜることにより抗酸化作用のビタミンEが増加していることが分かっているようです。
サツマイモと黒豚には歴史的に深い繋がりを持っており、台風などの災害時に強いサツマイモは黒豚にとって重要な飼料なのです。
鹿児島黒豚は一般的な豚の飼育期間より長い時間をかけて育てます。
ゆっくりと育てることで、より肉質や旨味を引き締めることができるのです。また、産子数が少ないのも特徴で貴重さを感じますね。
機会がありましたら是非、鹿児島から生まれた「鹿児島黒豚」を味わってみてください。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。