春の前菜に最適な蓬豆腐

まだまだ寒い日々が続いておりますが、少しずつ春の陽気が近づいてきました。

まもなく旬の一つである、蓬（よもぎ）豆腐が美味しく食べられる時期です。

蓬豆腐とは、蓬の葉、葛などを混ぜ込んで作るお豆腐で、蓬の旬が３月〜５月頃です。

今回は春らしい、旬の「蓬豆腐」についてご紹介させていただきます。

蓬豆腐について

蓬豆腐とは、蓬の葉、葛、練り胡麻などを混ぜ込んで作るお豆腐のこと。
蓬と言えば、古くから薬用や食用など様々な用途で使われていますが、食用で使用される蓬は若葉を使い、青々と成長した葉は香りが強く、硬いので食用としては向かないようです。
食用とされる若葉が春に芽を出すことから旬となっています。

蓬といえば、独特な香りが特徴的ですがお豆腐にすることで程よい香りと食感を楽しむことができます。

蓬の旬が３〜５月頃なので、この時期の蓬豆腐は一段と美味しく、また、栄養素が豊富に含まれていて、美肌効果や発毛促進効果もあるとされています。

モチモチとした食感ですが、さっぱりとした味わいなので、春の前菜に最適な一品です。

蓬豆腐の作り方

蓬豆腐の作り方を簡単にご紹介します。

１、はじめに、本葛は水につけておきます。
２、そしてお豆腐は湯通しして、ふきんで軽く包み水を切ります。
３、蓬は葉先を取って、さっと茹でて水にさらし、細かく刻んでから絞っていきます。
４、水切りしたお豆腐を裏ごしをしてから鍋に入れます。
５、だし汁、本葛、水を加えて中火にかけ、かき混ぜて練っていき、蓬を入れて手早く型に入れます。（蓬は香りが強いため、少量で十分です）
６、冷めたら冷蔵庫に入れます。
７、型から取り出し、一人分づつ切り分けて完成です。
後は、白味噌などお好みの調味料をつけて召し上がってください。
塩茹でした菜の花を添えると、より春らしく上品な一品となります。

また、蓬の葉は若葉を選び、水で洗い流してから空気を抜いて乾燥させないよう袋や容器で密封して保管し、２日程度で使いきりましょう。

冷凍保存する場合には、湯通しをしてから空気が入らないよう真空状態にしましょう。

冷凍保存をすると、自然解凍をしてお好きな料理にいつでも使うことができます。

是非、旬の蓬を使って「蓬豆腐」を作ってみてはいかがですか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。