ブログ京橋店

2019.6.24

岩茸(イワタケ)は貴重な高級食材

岩茸(イワタケ)とは、茸(キノコ)という名前ですが、実はキノコではなく苔の仲間なのです。中国や朝鮮半島にも生息していて、日本では山菜として扱われたり、生薬として利用されることもあります。

本日は、岩茸についてお話させていただきたいと思います。

岩茸(イワタケ)は苔の仲間

岩茸
日本や中国、朝鮮半島などのアジアの地域に分布している岩茸は、冒頭でもご紹介した通りキノコではなく苔の仲間なのです。
日本だと、主に山地の岩場にある露出した岩石の上に生えています。
高級食材として知られている岩茸の成長スピードは驚くほど遅く、1年間に1mm程度なのです。そのため、20㎝にまで成長するには100年以上もかかることになるのです。

基本的に標高の高い山地の岩場に張り付くように生息しているのですが、現在では見つけることがなかなか難しいのだそうです。
また、もし見つけても晴れている日だと乾燥してボロボロになってしまうので、雨が降っている時や雨上がりの午前中にしか採ることができません。さらに、岩茸が生えているのは岩場の亀裂部分であるため、命綱をつけて行うという、まさに命がけの作業でもあるのです。

岩茸の産地

岩茸
日本全国の岩場に生息しているとされている岩茸ですが、その中でも埼玉県の秩父や愛媛県面河渓(おもごけい)などが、岩茸の産地として有名です。
岩茸採りの専門家がいて、採った岩茸は乾燥されて山菜として流通します。

食材としての岩茸

古くから親しまれてきた岩茸は、江戸時代の本草書にも登場しているのだそうです。
食べ方としては、刺身の付け合わせや酢の物、天ぷらなどが一般的です。
岩茸には食物繊維が豊富に含まれていることに加えて、多糖類のグルカンも豊富に含んでることから、健康を維持するのに役立つ食材としても知られています。
味に関してはクセがなく、歯ごたえも良いので、比較的万人ウケするような食材だと思います。

ここでは、ご自宅で調理する場合は下処理が必要です。岩茸は、優しく扱わないとボロボロと崩れてしまうデリケートな食材ですので、水で戻す際や表面の汚れを水洗いする際の取り扱いに注意が必要です。

成長するスピードや、採取する際のタイミングや危険度を考えると、非常に貴重な食材であることがわかりますね。
味や風味にクセがなく、さまざまなお料理に活用することができるので、機会があったらぜひ味わってみてください。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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