ブログ京橋店
「筍(たけのこ)」は和食に欠かせない食材
筍というと、煮物や炊き込みご飯などにして食べると美味しく、和食に欠かせない食材の一つとされていますが、もともとは中国から伝来されたのだと言われています。
本日は、和食の食材としてとても身近な筍についてお話ししていきたいと思います。
筍(たけのこ)とはどういった食べ物か
現在でも身近な食材とされている筍は、古くから日本や中国などで広く親しまれてきました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、筍は地中にある全ての節が形成され、根に近い節から順番に成長します。また、筍と言えば固い皮が特徴ですが、これはやわらかい中身を守るためのものではなく、節の成長を助ける働きもあるのです。
筍は、春先に地面から芽が出かけているものを採るのが一般的です。
採った直後からえぐみが増し、時間が経つほど固くなってきますので、なるべく早く調理したり下ごしらえする必要があります。
この下ごしらえの方法を、簡単にご紹介したいと思います。
まず、固い皮を2枚くらいむきましょう。
先端を3センチから4センチほど切ったら、身の真ん中に切れ目を入れます。
鍋にたっぷりの水とぬかを一掴み入れます。この際、重曹があれば水1リットルに対して小さじ1/2くらいの重曹を用意します。
あとは強火で沸騰するまで加熱し、沸騰したら弱火で1時間程度ゆでます。
ゆであがったら、半日くらい自然に冷まし、皮を全てむきましょう。
日本でよく食べられている筍は、中国から伝わった「モウソウチク」というものが多く他には「ハチクやマダケ」もよく流通しています。
モウソウチクは皮が粗毛で覆われていて、黒い斑点があるのが特徴です。ハチクは、皮が淡い赤色をしているのが特徴です。
日本での筍の産地としては、古くから京都府向日市や長岡京市、大山崎町が有名ですが、スーパーなどで売られている水煮の缶詰やレトルトのメンマなどは、実はそのほとんどが中国からの輸入物なのです。
筍の調理方法
筍を使った料理としては、日本料理では煮物に使うことが多いですよね。その中でも代表的なものというと、土佐煮という筍、ゴボウ、ふきなどを煮たお料理です。
また、採れてから約1時間以内の新鮮なものであれば、刺身にして食べることもできます。筍の風味を最大限に味わうことができるため、この刺身が食べたいがために掘りに行っている方も多いと思います。
筍の天ぷらもおいしいのですが、筍は水分を多く含んでいるため、調理する際には技術が必要です。
その他にも、筍ご飯や八宝菜、ラーメンのトッピングでおなじみのメンマも美味しいですよね。このメンマとは、筍を乳酸発酵させた漬物で、元々は台湾の伝統食材でした。
このように、中国から伝えられた筍は日本だけでなくアジアの国々で親しまれている食材です。
みなさまも、ぜひ旬の筍を味わってみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。