ブログ京橋店
半白胡瓜(はんじろきゅうり)について
「半白胡瓜(はんじろきゅうり)」とは、その名の通り全体または半分が白っぽい色をしているきゅうりのことです。「きゅうり」と言えば、全体が緑色をしたものが一般的ですし、そもそも半白胡瓜の生産量は少ないため、スーパーなどの店頭に並ぶことはほぼありません。しかし、半白胡瓜は明治時代から伝わる伝統的なきゅうりでもあるのです。
本日は、「半白胡瓜」についてお話させていただきたいと思います。
「半白胡瓜(はんじろきゅうり)」とは
「半白胡瓜(はんじろきゅうり)」とは、冒頭でご紹介したように全体はまた半分ほどがグラデーションのように白っぽい色をしているのが特徴のきゅうりです。昭和中期ぐらいまでは一般的に流通されていましたが、現在では生産されている量が少ないため、店頭で見かけることはほぼないと言っていいでしょう。
半白胡瓜は、江戸時代より以前に日本に伝わった華南系のきゅうりが元とされている品種です。これを改良したものに、「馬込半白節成胡瓜」や「相模半白節成胡瓜」などがあります。現在、スーパーなどの店頭で売られている主流のきゅうりのイボ白色をしていますが、この半白胡瓜のイボは黒イボであることも特徴です。
「馬込半白節成胡瓜」と「相模半白節成胡瓜」は、どちらもパリッとした食感と瑞々しさがあり、漬物やサラダにするのに適しています。
地域ブランドとしての半白胡瓜
生産量は少ないですが、奈良県では半白胡瓜を地域ブランド野菜の「大和野菜」として、主に葛城市で生産しています。1960年代ぐらいまでは奈良県の全域で栽培されていたのですが、その後は緑色の歯切れにい品種が主流となったため、生産量は減少していきました。しかし、近年では再び半白胡瓜が注目され、品種改良を経て生食でも食べやすい種のものも栽培されるようになりました。
普段はなかなか目にすることのない半白胡瓜ですが、品種改良をされるなどして、近年注目されつつあります。もし見かけたら、ぜひ味わっていただきたいと思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。