ブログ京橋店
京七味の上品な風味の秘密
「京七味」とは、京都ならではの繊細な味わいのお料理にぴったりな七味です。特に、山椒の風味が効いているのが特徴で、おだしや京野菜を使用した京料理のおいしさをより一層引き立ててくれる名わき役なのです。
本日は、「京七味」についてお話させていただきたいと思います。
「京七味」について
冒頭でもご紹介したように、「京七味」は繊細な味付けの京料理によく合う七味で、お料理の旨みやコクを引き立ててくれる山椒の香りがよく効いているのが特徴です。おうどんやお蕎麦などの温かいお料理にもよく合うことから、食卓の名わき役とも言えます。
「一味」と「七味」の違い
ところで、「一味」と「七味」の違いをみなさまご存知でしょうか?
一味とは、その中身の100%が唐辛子の粉であり、七味とは唐辛子に加えて山椒や胡麻、青のり、シソ、麻の実、芥子の実、そして陳皮といった7種類を調合したものです。
京七味の風味の要である山椒は、ピリッとした刺激とさわやかな風味が特徴的ですよね。食材の味をより一層引き立ててくれる山椒は、お料理の味をワンランクアップさせてくれます。
七味唐辛子の健康効果
京都ならではの京七味はもちろん、身近な香辛料である七味唐辛子には、お料理の風味を引き立てるだけでなく、健康効果も期待できることをご存知でしょうか?
七味唐辛子に含まれている栄養素に関しては、調合されている香辛料によって多少異なりますが、基本的な山椒や胡麻、青のり、シソ、麻の実、芥子の実、陳皮が調合されているものであれば、ビタミンB2やB12・C・Eなどのビタミン類、カリウムや鉄分、たんぱく質、さらには、β-カロテン、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、セサミンが含まれています。
七味唐辛子に含まれている成分の中で、特に注目したいのが「カプサイシン」です。ご存知の方も多いかと思いますが、カプサイシンには血行促進や血流改善の作用があり、しかもその効果は一時的ではなく根本的な冷えの改善にもつながるのです。また、カプサイシンには発汗作用があることでも知られてますが、かいた汗を放置しておくと逆に身体が冷えてしまいますので、注意しましょう。
唐辛子の辛さに加えて、京都らしい上品な風味を持つ「京七味」。ぜひ、ご家庭でも味わってみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。