ブログ京橋店
鱚(キス)は高タンパクで低カロリーな食材
鱚(キス)は、良質なタンパク質を含んでいるにもかかわらず、脂質が少なく低カロリーな食材として知られていますが、釣りの対象としても人気の高い魚でもあります。
本日は、鱚についてお話させていただきたいと思います。
鱚(キス)の特徴
鱚(キス)は、その多くが食用として利用されるほか、釣りの対象としても人気が高い魚です。
キス類のほとんどは海岸付近の砂底で生活していますが、一部のキス類の稚魚は河口などで成長することがあります。また、ごくまれではありますが、淡水に進出する種類のものもあるそうです。
夏の産卵期には、沿岸のごく浅い場所まで移動してきて、砂浜などでもキスが泳ぐ姿を見ることができます。肉食性であるため、ゴカイやスナモグリ、ヨコエビなどといった底生生物を捕食しています。
釣りの対象魚としても人気が高いキスは、舟釣りや海岸からの投げ釣りで多くの人に楽しまれています。
キスの身は脂肪が少なく淡泊な味わいで、柔らかい白身が美味しいとされています。
シンプルな塩焼きのほかにも、刺身や天ぷら、フライなどにして食されています。
鱚の栄養と効能
キスに含まれている栄養素としては、脂質やタンパク質をはじめとしてビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などが挙げられます。
高タンパクで低脂肪・低カロリーの白身魚であるキスの脂質は、100gあたり0.2gと極端に少ないため、体に良い脂だとされている「ドコサヘキサエン酸(DHA)」や「エイコサペンタエン酸(EPA)」などの効能はあまり期待できません。しかし、キスに含まれている良質なタンパク質には、体力の向上や代謝活動の促進、免疫力を向上させる働きがあるのです。
消化吸収が良いため、効率的にタンパク質を補充できることから、病中病後の体力回復に最適な食材であると同時に、高齢者やダイエット中の人にも適した食材でもあります。
美味しい鱚の選び方
6月に捕れるキスは、産卵直前であるために旨みが凝縮されているのが特徴です。淡白でありながらも上品な旨みやほのかな甘みを感じるため、「海の鮎」または「砂浜の女王」とも呼ばれています。
特に美味しいキスであるかを見分けるには、下記のポイントを参考にして下さい。
■腹に、透明感があって張りのある
■目が澄んでいる
■全体的に、光沢があって銀色に光っている
骨が細くて身が多い特徴を持つキスの身は、何よりも姿が美しいためそれを活かすことができる「天ぷら」や「塩焼き」などの料理が特に好まれています。また、天ぷらなどの他にも「フライ」や「フリッター」、「はさみ揚げ」にするなど、様々なバリエーションで楽しむことができます。新鮮なものであれば、刺身や酢の物などにして生で食べるのもいいでしょう。
ぜひ、ご家庭でも旬のキスを楽しまれてみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。