ブログ京橋店

2019.2.27

ふぐの猛毒と健康効果

ふっくらとした姿が特徴のふぐには、猛毒があることで有名ですよね。しかし、体内のすべてに毒があるわけではなく、食用とされている部分の肉には毒は含まれていません。寒い時期に旬を迎えるふぐは、鍋料理やから揚げなどといったお料理で楽しむことができます。

本日は、ふぐについてお話させていただきます。

ふぐについて

ふぐ
高級な食材として知られているふぐを最もおいしくいただける旬は、11月~2月頃の寒い時期だとされています。
ふぐの体は円筒形をしていて、背びれが1つありますが、一般的な魚にある腹びれや体を支える役目の腰帯がは持っていません。口はとても小さいにも拘わらず、上下にそれぞれ2枚の硬い歯が並んでいます。 肉食であるふぐは、あごもとても強いため、海老やカニ、小魚などのさまざまなものを食べます。

ふぐ自体の種類はとても多く、世界ではなんと100種以上、日本近海では40種ほどが生息しています。その中で食用とされるているのが、トラフグやマフグ、ヒガンフグ、ショウサイフグ、アカメフグなど数種ですが、トラフグが一番の高級魚だとされているのです。

脂身が少なくあっさりとした口当たりが特徴で、刺身や鍋料理、小ぶりなものはから揚げなどにも使用されています。
加えて、雄の精巣は「フグの白子」として知られていて、ホイル焼きや鍋にしていただくと、非常に美味しいと言われています。

ふぐの栄養素

ふぐ
ふぐは、高タンパク質であるにも関わらず低カロリーで、非常にヘルシーな食材です。
旨み成分であるグルタミン酸やイノシン酸などが一般的な他の魚よりも多く含まれているという点もふぐの特徴です。

ふぐには、血管や心肺機能を強化する働きのある「タウリン」や、背中の黒い部分には、抗ガン作用に加えて免疫機能を高める効果が期待できる「セレン」という栄養素が豊富に含まれてます。
さらに、ふぐには肌を美しく保つ「コラーゲン」も含まれているので、健康だけでなく美容にも効果的です。

ふぐが持つ毒について

「河豚は食いたし命は惜しし」と、ふぐに対する有名な句があるように、みなさんごぞ時の通りふぐには猛毒があります。
ふぐが持つ毒としては、「テトロドトキシン」が有名ですが、他にも「サキトキシン」や「パフトキシン」などといった他の毒素も併せ持つ種もいるのです。
テトロドトキシンという猛毒は、加熱してもなくならず、神経や筋肉を麻痺させてしまうとても強力なもので、その強さは青酸カリの1000倍以上だともされているのです。種類や季節によっても異なりますが、主に毒は卵巣や肝臓、皮膚などに含まれていることが多いのです。

ふぐを安全に食べるには、豊富な知識や高い技術に加えて、特に料理屋では調理師の資格を必要だとする自治体も多くあります。取り除いた毒の部位も厳しく管理され、鍵のかかるボックスに保存して産業廃棄物として処理されるなど、徹底した管理下で保管されています。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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