ブログ京橋店

2018.11.22

「ひやおろし」を存知でしょうか

「ひやおろし」をみなさまご存知でしょうか?新鮮さが味の大事な決め手となる日本酒は、様々な飲み方で親しまれていますよね。最近では、海外でも日本の酒が人気なのだそうです。

本日は、ひやおろしについてお話させていただきたいと思います。

ひやおろしとは

日本酒
「ひやおろし」とは冬に醸造した後、春~夏の期間は涼しい酒蔵で熟成させて、気温の下がってくる秋に瓶詰めをして出荷する清酒のことです。この時に、火を入れずに、冷えたままで卸すということから、この名前がつけられたとされています。

冬に絞ったまま卸した「生酒」がフレッシュな味わいであるのに対して、「ひやおろし」は一度火入れを加えた後に、貯蔵庫で寝かせるため、時間が経つにつれて程よく熟成が行われます。このことによって、まろやかで深い味わいに仕上がるのです。

「ひやおろし」が解禁されて市場に出回る時期は、一般的に毎年9月~11月の期間です。
時間の経過に連れて熟成が進んでいくため、この3か月の間にも味が徐々に変化しています。

例えば、9月に出荷されるものは、お酒の粗さや苦みが熟成されることによって除かれているため、比較的飲みやすく穏やかな味わいです。しかし、同じ「ひやおろし」でも、11月に出荷されるのはさらに熟成が進み、旨味が増した濃厚な美味しさを強く感じることが出来るのです。
このように、出荷された時期によって味わいに変化が見られるため、その月ごとの「ひやおろし」を味わってみるのもいいですね。

 

日本酒の飲み方と料理への利用

日本酒
みなさまもよくご存知の通り、日本酒は約5℃程度の「冷酒」から「常温」、約60℃程度までの「熱燗」と、幅広い温度帯で楽しまれていますよね。
同じ種類のアルコール飲料を異なった温度でそれぞれ味わうことが一般的となっている他の例は、中国の「紹興酒」などがある程度で、珍しいことだとされています。

どの温度帯でも、日本酒をそのまま飲むことが多いものですが、熱燗では焼いたり焙ったりした魚を浸して味を付ける「骨酒」、「ひれ酒」といったものがあります。
また、現在では日本酒をシャーベット状に凍らせた「みぞれ酒」や、杯に氷を入れる「オン・ザ・ロック」、水割りやお湯割りといったさまざまなな飲み方もされています。

その他にも日本酒は、魚介類の臭み消しや煮物などの味や香り付けとしての調味料としてもよく使用されています。もちろん、飲用の日本酒を調理に使うこともできますが、調理専用の料理酒もスーパーなどで販売されています。また、日本酒の製造過程で生じる「酒粕」は、砂糖や塩を加え、白湯に溶かして飲用するほか、粕漬けや粕汁などと多様な料理に用いられています。

新鮮さが命である日本酒は、生酒はもちろんそうではない火入れをしてあるものであっても、基本的には出荷後できるだけ早く飲んだ方が良いとされています。

生新酒は、搾りの日から3週間までの間が一番フレッシュな味だとされているので、酒販店や蔵元の中にはその期間内に届けるところもあるようです。ただし、生新酒の劣化が始まるのは非常に早いため、この期間を逃してしまうと成熟の味が劣化した状態の味を上回るまで待つ必要があります。酒の種類にもよりますが、冷蔵庫で6ヶ月程度待つと再びまろやかで素晴らしい味になっている場合もあります。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

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