ブログ京橋店
つくしが春を告げる季節です
春の訪れを感じさせてくれるつくしは、近所の公園や野原などで見かけることも多い身近な植物ですよね。生命力が強く、駆除が大変なため、農家の方々からは「地獄草」と呼ばれることもあるそうです。
本日は、つくしについてお話させていただきます。
つくし(土筆)について
つくしとはスギナの胞子茎のことを指し、春の訪れを告げてくれる植物の一つです。みなさんご存知の通り、草原や公園などに自生し、古くから親しまれているつくしは、茎の先端に胞子を含んだ穂を持ってるのが特徴です。
もう一つのつくしの見た目における特徴として、つくしの周りのギザギザとした茶色い葉も気になりますよね。これは、「はかま」と呼ばれ、いくつかの節ごとについています。そして、つくしの茎の長さはそれぞれ異なり、5㎝程度~15㎝ていどと、短いものもあれば長いものも見ることができます。
つくしの見頃は、3月下旬~4月上旬頃で、繁殖のために先端の部分から胞子を飛ばすと、翌年のために養分を蓄えるのです。
1日1cm程度伸びるつくしは、その成長の早さから「向上心」や「努力」といった花言葉を持っています。また、全く別の植物のように見えるツクシとスギナが地下で同じ茎につながれていることから、「驚き」や「意外」という花言葉あるのです。
食材としてのつくし
全国の草原や公園、道路わきなどでも自生しているつくしは、食材として使用することができ、豊富な栄養素を含んでいます。
皮膚や粘膜を健康に保ってくれるカロテンをはじめ、体内の余分な塩分を排出するカリウムや美肌に欠かせないビタミンC、ビタミンB2などが代表的です。さらに、つくしが持つ抗酸化作用を持つビタミンEは、野菜の中でトップクラスの含有量だとされているのです。
ただし、つくしは窒素を含む塩基性の有機化合物であるアルカロイドを含んでいるため、一度に大量に摂取することは避けてください。
食用としてつくしを選ぶ際のポイントは、先端の部分がしっかりとしまり、胞子を飛ばしていない物かどうかをチェックしましょう。先端の部分が開ききって緑の胞子がなくなっているものは、茎が痩せて枯れかけているものです。また、茎の周りの茶色い葉(袴)と葉の間隔ができるだけ短いものは、成長途中のものですので、美味しくいただくことができます。
つくしを食用とする場合には、茎の周りの茶色い葉は堅い繊維質のものですので、丁寧に取り除きましょう。また、つくしは強いアクを持っているので、必ず下処理として10分から15分茹でる必要があります。茹ですぎると、柔らかくなり過ぎてしまいますので、茹で加減には注意してくださいね。
つくしを収穫したら、できるだけ早いうちにした処理をしておくことをおすすめします。
みなさんも、つくし料理でぜひ春の訪れを楽しまれてみてはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。