ブログ京橋店

2019.3.10

こごみという山菜

ぐるぐるとした渦巻きのような姿で芽を出す「こごみ」は、あく抜きをする必要がない山菜の一つです。独特の歯ごたえやかすかなぬめりがクセになるこごみは、様々な料理で楽しむことができます。

本日は、山菜の一つである「こごみ」についてお話させていただきます。

こごみ(屈)について

こごみ
こごみ(屈)とは、渦を巻いているような形が特徴で、鮮やかな緑色をした山菜です。正式名称を「クサソテツ」と言い、春から初夏の時期にかけて芽を出すシダ植物なのです。新芽の形が前にかがんでいるように見えることから、「こごみ」と呼ばれるようになりました。
サクッとした歯ごたえと、かすかなぬめりがあるこごみは、山菜独特のアクが少なく、サラダ感覚で食べることができます。

まぜ、先端がこんなにも巻かれた状態になるのかというと、防寒対策のためなのだそうです。天然のこごみは、山形県や秋田県などといった比較的寒冷な地域に多く生息しているため、春先でも山間部では雪が積もっています。しかし、ぐるぐると丸まった状態で生えてくるため、葉が雪や霜によって傷んでしまうことを防ぐことができるのです。
しかし、首都圏で出回っているこごみのほとんどはハウス栽培されたもので、天然のこごみは東京などではあまり流通していないようです。

自生しているこごみは、湿気があって水はけが良く、更に日当たりが良い場所に多と言われています。固まって自生していることが多いため、1株見つければその周辺に他にもたくさんのこごみを見つけることもできるでしょう。採る際は、根元部分からナイフなどを使用して切り取りましょう。

食材としてのこごみ

こごみ
八百屋さんやスーパーなどで購入する際は、茎が太く先端がしっかりと巻かれているものを選びましょう
多くの山菜は強いアクを持っていることが多いのですが、こごみに関してはアクが少ないので、調理する際に灰汁抜きをする必要はありません。こごみは、茎の部分ももちろんおいしく食べることができるのですが、先端の巻いてある部分がメインだとされています。

こごみを美味しくいただく調理方法は、天ぷらやあえもの、おひたしなど様々です。特におひたしは2~3分ぐらいサッとゆでて、ポン酢や味噌などであえるだけですので、食卓にもう一品欲しい時にもおすすめです。
独特の風味や歯ごたえをいろんなお料理で楽しみたいですね。

そして、こごみは美味しいだけでなく、豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維の中でも、腸の働きを活発にし、身体に有害な老廃物などを体外に排出する作用のある不要性の食物繊維ですので、便秘の予防・改善やダイエットに効果的だと言われています。さらに、抗酸化作用やアンチエイジングなどに効果のあるβカロテンやビタミンEや、カルシウムの吸収を良くするビタミンK、貧血を予防する葉酸なども豊富に含まれている優秀な食坐なのです。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

銀座本店

03-6228-4313

西麻布店

03-6804-5113

赤坂店

03-6277-6270

八重洲店

03-5204-8067

京橋店

03-3538-5795

新橋店

03-5510-9033