ブログ京橋店
「菖蒲」のそれぞれの読み方と特徴について
菖蒲は、「あやめ」とも「しょうぶ」、または「カキツバタ」とも呼ぶことができますが、これらはそれぞれ異なる植物ですが、3つとも「あやめ」の仲間であり、アヤメ科アヤメ属の多年草なのです。見た目で判断することは難しいかもしれませんので、異なる視点でそれらの違いを見てみましょう。
本日は、それぞれの「菖蒲」についてお話させていただきたいと思います。
あやめについて
冒頭でご紹介した通り、菖蒲は「あやめ」、「しょうぶ」、「カキツバタ」と読むことができ、いずれもアヤメ科アヤメ属の多年草です。実は、アヤメ科アヤメ属の仲間には200種類以上の種類があるとされているのです。
あやめは、乾燥している陸地に主に生息するため、畑のような乾燥地で栽培するのに適しているとされています。背の丈は、3つの中ではあやめが最も低く30~60cm程度の高さです。
他の2つの菖蒲よりも開花の時期が早く、5月上旬に花を咲かせます。あやめの葉は細長いのが特徴ですので、開花する前であれば葉の形でも判断することができます。
ショウブ
ショウブは、乾燥地と湿地の中間に生息しているため、生息している場所だけでは、あやめとショウブとの見分けがつきにくいとされています。しかし、あやめやカキツバタは群落を作って生息しているという特徴がありますが、ショウブは群れを作ることはなく、他の植物に混じっていることも多くあります。
これらの3つの中では、ショウブの背丈が最も高く、80~100cmほどの高さがあります。また、花の大きさもショウブのものが一番大きいので大きさや背丈で判断することができるのです。
花が咲く時期にもそれぞれの特徴があり、ショウブの大きな花が咲く時期は6月頃とされています。花の部分以外では、葉の形にも注目してみてください。葉の中央に葉脈がくっきり見えるのが、ショウブである証拠となります。
カキツバタ
カキツバタは、湿地に生息しているのが特徴ですので、水辺で目にすることができます。大きな群れをつくって生息しているので、比較的見つけやすいでしょう。背の高さは50~70cmと、あやめとショウブの中間ぐらいの高さで、花の大きさもあやめとショウブの中間ぐらいの大きさです。
5月の中旬に開花するカキツバタの葉の葉脈は目立たず、幅広いという点も他の2つと見分けるポイントとなります。
いずれにしても、初夏に美しい花を咲かせる「菖蒲」を、みなさまもぜひご覧になってはいかがでしょうか。
その際に、それぞれの特徴を思い出してじっくりと観察するのも楽しいかもしれませんね。
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皆様のご来店心よりお待ちしております。