ブログ京橋店

2017.12.15

春菊は栄養豊富な食材です

春菊は、おひたしにしたり、鍋の具材などといった様々なお料理に用いられている食材です。中には、独特の風味が苦手だという方もいらっしゃるかもしれませんが、逆にその苦みが好みだという方も多いものです。

本日は、春菊についてお話させていただきたいと思います。

春菊とは

春菊
キク科シュンギク属に分類されるシュンギクの原産地は、地中海沿岸です。
「春に花を咲かせること」そして、「葉の形が菊に似ていること」から、春菊(シュンギク)と言う名で呼ばれています。

シュンギクにはいくつかの品種があり、「大葉種」、「中大葉種」、「中葉種」、「小葉種」などがあります。

■大葉種:香りが弱く、葉の切れ込みが少なくて肉厚なのが特徴です。味に独特のクセがなく柔らかいので、様々なお料理に活用しやすいでしょう。この大葉種は、九州や四国で多いとされています。

■中大葉種:葉の切れ込みが深いのが特徴的な中葉系、独特の香りがあり葉の切れ込みが少ない大葉系の両方の特徴をもっている中大葉種。もともとは奈良県北部の農家が受け継いできたものなのだそうです。ちなみに、奈良県で栽培されるものは「大和きくな」とも呼ばれています。。

■中葉種:強い香りを持ち、葉の切れ込は深くもなく少なくもない、大葉種と小葉種の中間くらいです。中葉種は、さらに株の形で分けることができ、「株立ち型」は茎が立ち上がって分枝しているのが特徴です。。
もう一つの「株張り型」は、茎はそれほど伸びず、株ごと抜き取って出荷されます。

■小葉種:葉の切れ込みが深く、香りが強いのが特徴です。収穫できる量が少ないため、あまり栽培されていないそうです。

食用としての特徴

実は、シュンギクが食用とされている地域は東アジアのみなのだそうです。
古くは、宋の時代に中国に流入し、蔬菜となった歴史を持っています。特有の香りと風味を持つ葉と茎には、ビタミン類をはじめとして、カルシウムなどといった栄養素が多く含まれています。

お料理としては、すき焼きやふぐ鍋などといった鍋料理の具材に用いられるのが定番ですが、その他にも生でサラダに使用されることもあります。さらには、天麩羅のネタとしても好まれていて、立ち食いそば、うどん店では人気の定番メニューの一つですよね。
シュンギクの旬は、11月~3月の時期です。

栽培がしやすく、需要はありますが、傷みやすいのが欠点であるため大阪府など、都市付近で栽培されることも多いです。苦味は茎には無く、葉を加熱した際に出てくるようですね。

 

春菊の持つ栄養

春菊
上記でも少し触れましたが、春菊には、βカロテンやビタミンB1、B2、C、カリウム、鉄分などが豊富に含まれています。
βカロテンは、皮膚や粘膜を保護して免疫力を高めてくれる他にも、ガン予防の効能もあるとされています。そしてビタミンB1は、食品から摂った糖質からエネルギーを作り出す働きがあり、疲労回復や神経系を正常に保つ働きがあるとされています。
ビタミンB2は、摂取した脂質からエネルギーを作りだしたり、有害な活性酸素を分解する作用があることでも知られています。
また、ビタミンCには免疫力を高めて活性酸素を分解したり、美肌効果など様々な効果があるのです。

様々な栄養素を持つ春菊は、体にとてもいいので今の時期に、おすすめしたい食材の一つです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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